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2009-03-18

色々と想うことを…

いまだに
『病院でのお産は…』
という否定的な発言が繰り広げられている場面(主にネット)があり、そういうところでは『医者の都合』が必ずあって、助産院での出産を経験したという方たちが、初産でお産の痛みとかへの漠然とした恐怖に漬け込むように、
『助産院で産んだ方が良いよ!』
『近くの助産院に相談に行ったら?』
『助産院ならきっと、あなたらしい、素晴らしいお産が出来る!』
と激しい。
まるで“宗教の勧誘”のようだ。

今でも医療を暴力と表現する人もいる。
そう、暴力的なお産だと…
こういう刺激的な言葉に、お産に対しての漠然とした不安を持つ方は、
「あぁ、私の感じていた不安はこれだったのね」
と、頼りを求めてしまうような気がしている。
というのも、冒頭の多くの方たちのやりとりを見ていると、医療行為を否定することで、仲間意識が高まり、選民意識をもっていく様子があって、そこだけで繋がっていく無責任さを不安におもう。
助産院を開業している方たちも、こういうやりとりについてはどうおもわれるのだろうか。
この間違った解釈を正す気持ちはないのか。
だってそうでしょ?
何かあったときには病院に搬送しますからってことを安全の看板にしているんだから、病院や医療を批判している宣伝内容もしくは、助産院経験者の発言は、正に不適切な内容でしょ?

私もこうなっていたのだろうなぁと、過去の自分を恥る気持ちと、琴子を亡くしたことへの懺悔の気持ちで一杯になる。
そして、不安で一杯になる。
本当に、助産院でのお産は安全を一番としているのか?

「病院だと、生まれてすぐに保育器なんかに入れられる」
って助産院推奨派の方の発言。
生まれてすぐにってことは、あなたの赤ちゃんの状態に問題があったからではないのかな?
あとは、赤ちゃんの予防医学ということで、出生後すぐに保育器に入れることを薦めている医師もいて、その方の説明を読むと、真っ向から否定する気持ちには私はならなかった。
赤ちゃんが寒がっているってことで、カンガルーケアも懸念すべきだとあり、勉強になりました。
勿論、反論もあるとおもう。
私の中で、課題が一つ、増えたかな。

最近、凄く心配しているのが、医師Xさんの県が相当大変らしく、何がって、産科医療の崩壊がです。
そして、そのために医師Xさんの受けるお産の数がかなり増えているご様子で、それに対してなんのお力にもなれない…
そしてきっとこれは、医師Xさんだけじゃない、産科医の方たちの殆どの方の状態なのではないかと感じます。
産科医の方のブログで、問題は産む場所がないってことではなくて、産科医が少ないって事なんだという指摘を目にし、私も今までは『産む場所がない』と安易に表現していたことを反省しました。
そうなんですよね、産科医がいないってことが問題なんですよね。

ある開業助産師の方は、
『月に3件と決めている』
と語っていた。
年間でも36件…腕、上がるのかな…?!
『これが私の扱える“安全なお産”の限界だ』って言われればそれ以上に無理に増やすのは止めるべきだと賛成しますが、どこかで『今の産科医療の崩壊を食い止めるのが、助産院の活用』という文言を目にしますから、このペースだと、あと何軒の助産院があれば、産科医の減少等の問題に応えられるのだろうか…そもそも、助産院が増えるということは、それだけ嘱託医も増えるというか、必要になるわけで…
助産院が一月に扱う件数のことというより、産科医療の問題に対し、助産院の活用ってどうなんだろうって事がね、素人ですから、素朴な疑問だらけなんですけどね。


今日はまとめる気持ちがない。
ちょっと忙しくって、ブログを更新できなかったことから、あれも書きたかった、これももっと考えたかったと反省しながら、気持ちの整理をさせてもらいました。
でも、整理が出来ていない…っていうのが私らしくて悲しい気もしますが…





2009-02-09

分娩台考

いつも貴重なご意見くださる産科医のsuzanさんからのご意見を基に、分娩台考。
suzanさん、有難うございます。

当ブログにお寄せくださりました内容を下記にコピペします。
もし、胎児の心音が怪しいとか、母体からの出血が多いとか、分娩の進行が遅いとか、何らかの異常が起きた場合、一番早く異常に気づくのは絶対に分娩台上の仰向け姿勢です。
とっさの救命処置も一番やりやすい。
そして、お産はいつなんどき「異常」になるか予想ができません。
だから私は、フリースタイルのお産が好きではありません。
医者なので、とっさの処置が送れて赤ちゃんをダメにしたくない。
赤ちゃんをダメにしてしまった、という後悔をしたくないので。

わたくしでない方々が、分娩時の姿勢をどうお考えになるかは自由です。
ただわたくしは、わたくしが請けおった(立ち会った)お産を安全に終わらせたい、そのためには分娩台が必要と思うだけです。
分娩台上でなければ安全でない、とか、分娩台上なら絶対に安全だ、とかは言いません。
自分が「この方法ならとっさの異常に対処ができる」と思える方法だ、というだけです。
そう思っている産科医は、少なくないのではないでしょうか。


琴子を出産する前、私は助産院でのお産に"理想"を抱いていました。
それらの情報源をいちいち批判するつもりはありません。
やはり、反対側の情報を得る機会を得られなかったのも私自身であり、色々と反省もしています。
ただ、それでも残念だとおもうのは、"分娩台は悪"といわんばかりの情報があまりにも多く、このsuzanさんのご意見のように、医師の方からの具体的な情報がなかなか届かないことです。
耳や目を塞いでいるつもりではないのですが…
助産院や自宅出産をすると選択する方の多くが、先日の会陰切開や、この分娩台がきっかけではないでしょうか。
『分娩台の上で産むのは間違っている』
という印象が強い。
「引力の力が借りられるから、膝で立って産むのも良いんだって」
「本当は仰向けが一番、苦しいらしいよ」
等など、『自然に逆らっている産み方』という印象を強くするばかり。


産褥熱について書いたときには、ふぃっしゅさんから衛生面について下記のご意見を頂きました。
また、医学的な清潔・不潔の観念では、床というのは落下細菌などが多いので「不潔」です。畳の上の分娩を取り入れている病院がありますが、それも抵抗があります。いろいろな人が出入りし、歩きまわり、お産ですから羊水や血液なども飛び散っている可能性があります。清掃を徹底しても、畳と言うのは十分にきれいにできないでしょうし、そう頻繁に換えられるものでもないし。院内はいつも暖かいので、ダニとかも大丈夫かな・・・と。
あー、確かにそうだなぁとおもいました。
『畳の上でのお産』-「畳の上で直に生むんじゃないよ、布団を敷くよ!」って突っ込んでくる方もいるかもしれませんね、私も琴子を畳の上に敷いた布団の上で産みましたので、正しくは布団の上でしたが、ダニは平気で飛び乗れるくらいの厚みしかないですね。
あと、最終的には助産師の誘導により、仰向けでした。

リンズ、ダンジを分娩室の分娩台の上で産みましたが、それを嫌におもう理由は皆無でした。
まぁ、子供の無事を一番にしたい私としては望んでのこと、むしろ、私としてはいつでも帝王切開に出来るように手術台の上で産みたいと願っていたくらいでしたので、分娩台なんて産みやすい台でした。
だから、あんまり嫌わないで欲しいです。

suzanさんが仰っているように、残念なことに病院で産んでも避けられない結果はあるのですけど、でも、時に『分娩台の上で産むなんて、そんな選択をするあなたは子供のことを、お産を大事にしていない!』といわんばかりの声に流されないで欲しい。
分娩台の上だって手術台の上だって、お産はお産だよ。
昔の人は、好んで畳の上で産んでいたわけではないとおもうよ。




追伸;
分娩台で検索すると、批判的なお声が多い…有名な分娩台についての本のお陰だとおもうのだけど…
分娩室が冷たい感じで嫌だとか、まぁそういうことを言ってしまっていたかもしれない私でもあるから反省も深まるのだけど、そうだったからこそ分かるのだけど、『流されないでー!』ってお願いしたい。
産み方は生き方なんかじゃないよ、母子の無事、子供の人生が少しでも生き易いように願って選択して欲しい。



2008-12-16

ふぃっしゅさんのご意見から考える

先日の私のブログ内にて、いつもご意見くださる助産師のふぃっしゅさんから、下記のようなご意見を頂きました。

良いことは取り入れればよいし、改善されていくことは大いに歓迎ですが、不安が残ります。
良いイメージだけで「院内助産院はいい」「医師の立会いがなくても助産師だけでお産は大丈夫」という風潮が、分娩数に見合う産科医や小児科医数に対する国の方針へも影響するのではないかと。
「在宅介護がいい」(それ自体は否定しませんが)という世の中の雰囲気ができてから、あっという間に高齢者の入院場所が削減されていきました。
「はしごをはずされたようだ」と、療養病床のある施設長さんたちは転院場所のないお年寄りが出たことに憤慨していましたね。
気づいたらいつの間にか、産科医・小児科医に助けを求めることがとても大変な時代になってしまうようなことにはなりたくないものです。
分娩途中の心音低下や異常出血などローリスクのお産でもいくらでも起こるのですが、今まではすぐに医師が対応できたので「正常」に終了していたのですが、お産の場所が医師とは距離が離れれば離れるほど(医師数が少なくなれば)対応が遅れ「異常」になっていくことでしょう。
若い助産師さんたちが病院での仕事に不満を感じたり、理想と違うと飛び出したくなるのには、病院全体でどれだけ看護者数を確保するか、というところに一番の問題があるのではないかと思います。
どの病棟も「自分の理想の看護」にはもっと人手が欲しいです。
けれども国全体の医療費という点では、この先さらに削減の方向でしょう。
3~40年前は母児別室、3時間授乳が当たり前、そして最近は母児同室、完全母乳で「絆を」など、出産育児は本当に反動が大きい分野ですね。イメージにあおられず、本当の問題は何なのかあせらずに考えることが大事かなと思います、助産師やその職能団体は。


私が琴子を出産する頃、2003年の私の耳には『院内助産院』という言葉が入ってきませんでした。
私が知らなかっただけなのかもしれませんが、今では方々で聞くようになりました。
また、私がリンズとダンジを出産した病院でも、院内助産院を始めたそうです。

ふぃっしゅさんからのご意見を読んで、
「在宅介護がいい」(それ自体は否定しませんが)という世の中の雰囲気ができてから、あっという間に高齢者の入院場所が削減されていきました。
「はしごをはずされたようだ」と、療養病床のある施設長さんたちは転院場所のないお年寄りが出たことに憤慨していましたね

あぁそっかー…と、怖くなりました。
何か「いい感じ」に流されて上って、振り向いたら梯子がない…怖いな。
完全に独立した助産院よりも、院内助産院の方が安全だという意見があり、確かにそう感じるのですが、“医師不足”である限り、今私たちが抱えている問題は何も解決されないんですよね。

『お産の理想』は、私にとっては“母子の無事”でしかないのですが、世間的には“自然なお産”ですよね。
その理想の声は大きくなるばかりなのだけど、医師の方たちや潜在助産師が現場に戻るという理想には近付かないのはなんでなんだろう…
“お産”は何を求めていくのか。


母乳育児は理想だとおもうけど、強迫観念とでもいうのか、『母乳育児でないといけない』という感じもありますね、時に目にします。
それこそが“愛ある育児だ”と言わんばかりに。
無理に遠退く必要はないけど、無理に近付くのも必要ない。
私の好きな助産師さんが、
「ミルク(人工乳)でも、与え方(主に量)では母乳同様の栄養価になる」
と仰っていて、なるほどとおもいました。
前にもこのブログで、持病の治療のため、母乳があげられないという方がいらっしゃいました。
『したくても出来ない』ということを想像出来ないとでもいうのか、先日の“たらい回し”という表現にしても、問題の本質よりも『怠け者』というレッテルを貼りたがる。

ふぃっしゅさんのご意見から逸れてしまったのかもしれないけど、色々と考えさせていただきました。
振り返っても梯子があるように、私たち産む側も、お産に何を求めていくのかをもっと深く考えないといけないってつくづくおもいます。





2008-12-02

昔なら…?

早産で生まれた新生児ちゃんが亡くなったという報道がありました
北海道新聞;早産男児、7病院拒否 10日後死亡 札幌で昨年11月(12/02 07:16)
新生児ちゃんのご冥福をお祈りします。


テレビ朝日の報道ステーションで見たのですが、キャスターが『昔は自宅で、近所の人たちが集まってお産を助けたのに、医療が進歩した現代は~』というようなことを最後に言われ、目が点になりました。
まるで、医療の中には人のぬくもりがないと言わんばかりの発言でした。
医療がどんなに発展しても、そこにぬくもりがないからこの新生児ちゃんが亡くなったのだと、私にはそう言っているようにしか聞こえませんでした。
ただ、この後に続いた税金の使い方が…という件はその通りだとおもいましたが、それにしても、昔ならこのお子さんが助かったとおもっているのでしょうか?
あまりにも酷い発言内容。
“なるべく医療を直接的には攻撃しないように”…との方針がありつつも、どうしても根っこでは医療を否定しているんだろうなぁ。

キャスターのいう『昔、近所の人が集まっていた時代』がいつの頃かが定かではないのですが、琴子を亡くした後、知人が世話になったという助産院の助産師の方が、
「その年配の助産師が全盛の頃は、母親さえ生きていれば良いっていう時代だったからだろう」
と、私の話を聞いてそのようなことを述べられていたそうです。
更にそれ以前の時代を指して語ったのだとすれば、状況は悪化するはず。

おかしすぎる。


2008-11-22

帝王切開意思表示

帝王切開は否定的におもわれがち…
確かに、私も琴子を妊娠中に、帝王切開を回避したいという気持ちがあった。
『経膣分娩』という言葉より、“下から産む”というままに、とにかくそれこそがお産だと言わんばかりに。
琴子が死んで、『死産』という言葉を自分の出来事として受け入れるようになるのに、一番の力になってくれたのが、ネットで知った沢山の天使ちゃんと天使ママ。
私のような話は他にはなかったのだけど、私のような者でも皆受け入れてくれて、掲示板やメールでのやりとりを一日中やっていて、とにかく私を助けてくれた。
一緒に泣いてくれて、人生最高の恋人は? って聞かれたら、迷わずに天使ママ達の名前を言うな。
女同士なんだけど、まるで恋人だった。
凄く会いたかったし、メールが届くのが楽しみで、そして、相手が誰かの言葉に傷付けば、まるで我が身のことのように怒り、苦しみを吐露してくれるのも嬉しかった。

帝王切開というお産に対しての誤解や偏見を払拭してくれたのも、天使ちゃんや天使ママ。
以前にもこのブログで話したことがあるとおもうのだけど、ある天使ちゃんと天使ママは、胎盤剥離で緊急の手術となったのだけど、その場でも、医師から手術に要する説明等を受けていて、でもその緊急性は『麻酔が効かないうちに切開が始まり、物凄く痛かった』という天使ママの話からも分かる。

先日、このブログでも紹介させて頂いた
【妊娠の心得11か条】
10.下から産んでも、お腹から産んでも、あなたはお母さん。

人によっては骨盤位(逆子)などの理由ではじめから帝王切開をしないといけない人もいます。また、陣痛が来て頑張っても、下から産まれなくて帝王切開をしないといけない人もいます。
どんな出産になっても、あなたが身を削って赤ちゃんを産んだことには変わりありません。
帝王切開で産むと子供の性格が悪くなるとか、親子の愛情が無くなるとかいう悪意に満ちた色々な妄説に惑わされないで。
あなたと赤ちゃんにとって一番安全な方法でお産をしましょう。

とあるように、帝王切開というのはまだまだ偏見を持たれていて、子供が無事に生まれているのに、帝王切開になったことで子供を愛せないという話を聞いたこともあるし、離婚したという結果も少なくないらしい。

もっと、帝王切開についての説明を何もないうちからしておくことも、とっても大事なのではないかと、私は感じています。
それこそ、臓器提供意思表示のカードのように、緊急帝王切開を必要としたらに事前に備えられるような、そういうのもあったらどうだろうかとおもっています。
事前に家族で話し合うことも出来るし、それにより、帝王切開を否定的な見方する人も減れば…
なんて、かなり楽観的なのですが…

帝王切開だから安全だとはおもっていません。
どんなことでも、100%安全だとは言えないということを承知しています。
だからこそ、妊娠するということは、帝王切開を予定・予想していない方でも、その可能性を持つことでもあると、当たり前のようでいて、実はなかなか受け入れられていないことなので、もっと教えていって欲しいです。


プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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