--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2007-08-30

助産院での出産にて-桜ママさんのお話 終わり

嘱託医の総合病院に運ばれました。
つくとすぐ処置されているようで、最初は当直の先生が子宮と胎盤を戻してくれてたようですが私服姿の先生がやってきて
「着替えている暇ない!このままでやる!こんないれかたじゃだめだ!もう一度取りだして入れなおす!形成の先生を待機させて!」
という怒鳴り声と
「先生、血圧が60切りました!」
と叫ぶ看護師さんの声が聞こえてきました。
またさっきの後産のような痛みがあり
「お願い、もう痛いの嫌なの、ちょっと休憩させて、やらなくていい」
とお願いしましたが、先生に
「何いってるの!今いれないと子宮が腐っちゃうんだよ!お腹切ることになるんだよ」
といわれながら、すごく痛くて、するとすっと痛みが消え全身がダランとなってしまいました。
麻酔がきいたのでしょうか。
「よし、おとなしくなった、今だ!」
という声と
「大丈夫きれいにはいった」
といわれ、安心したからでしょう、先生は
「廊下で何でこんな状態にしたんだ!ってどなっちゃったけど、お母さんだったみたいだな、エプロンつけてるほうが助産師だったな、お母さんに悪いことしちゃったよ」
と笑ってました。

「血圧も戻ってきました」
と看護師さんが安心したように言い、別の看護師さんが
「どこかつらい?」
と聞くので
「すごく寒い」
というと
「ごめんね、輸血したのと、お腹を氷で冷やしてるの。これだけは我慢してね」
「かわいそうに、こんなに血だらけになって。さあ、きれいにふいてあげるからね」
「こんなになってかわいそう」
と数人で体を拭いてくれました。
このとき初めて自分は血だらけなのと輸血したんだと思いました。

別の部屋につれていかされ、別の看護師さんとさっきの当直医がいて
「会陰しなかったからひどい切れようよ。これはねどうしても縫わなきゃだめ」
といわれ
「会陰しないために助産院でお産したんです。もう痛いのは嫌だから縫わなくていいです」
と言ってしまいました。
すると看護師さんは激怒し
「何言ってるの!だめよ!それにね、お産は病院で産むものなの!もう二度と助産院で産んではだめ!おぼえておいて!」
と怒られました。
麻酔したのかしてないのかとても痛かったけど、また途中で意識がなくなってしまいました。

起きると口に酸素マスクをされ点滴をうってました。
体がひどく重くて足も手も動かせずひどくのどが渇いてました。
朝の5時でした。
母はショックと疲労で家に帰り父と妹が付き添ってくれてました。
ひどくお腹がすいて目を覚まして最初の言葉は
「看護婦さん、お腹すいちゃったんですけど」
でした。
輸血したから先生の許可下りるまで飲食は待ってといわれ7時頃ようやく朝食を食べれました。

病棟婦長が来て
「本当に大変なことだったのよ。赤ちゃんもこっちにつれてきて病院でお世話します。いいわね。私達看護師はね、医療機関以外で産ませるなんて怖くて怖くて絶対できない。そういうものなの。もう二度と病院以外で産むなんてだめ!」
そして途中で別の看護師が
「助産院の方がきました」
とつげに来ると
「今行くから待たせといて!」
と怒ったようにいいました。


病室に移されしばらくすると、助産院の代表者がカーテンから顔を見せて
「あなた、大変な目にあったわね~」
と他人事のように言ってまた立ち去りました。
それからすぐに赤ちゃんをだいた代表者がきて
「連れてきたからね」
といってまた立ち去りました。


両親は「あきらかに医療ミスだって先生に言われたよ。」
といいました。

お昼過ぎになると一緒に助産院で陣痛をともにした彼女の旦那さんが来てくれました。
あれっと思ってると
「うちのもね、あなたの30分後にこっちに搬送されたんだ。破水したけど生まれなくて。なんか帝王切開もできないらしくて、陣痛促進剤うってもらって無事生まれたよ。生まれたての赤ちゃん見せてもらったよ。よくがんばったね。」
といってくれました。
彼女も運ばれたんだ~とびっくりしました。
私は体が丈夫なのか、まれに見る回復力らしく子宮の戻りもよく2日後には普通病棟に移されました。
ようやく彼女
(同じ助産院から運ばれた、先の方)とも話ができて
「赤ちゃんかわいいねなんて旦那とみてたらばたばたし始めて、救急隊員がきてもうびっくりして震え上がっちゃった」
といわれました。
「私もう、お産がこんなにつらいなんて。今度生むときは無痛分娩の病院にいく。赤ちゃんもね苦しかったのか、まゆをよせてる顔してるの。あんなつらい思いして、結局病院でうんで促進剤使ったし。(彼女はひまし油飲んでいたから)」
といってました。
看護師さんに聞くと、彼女は超超微弱陣痛だったそうです。
退院するまで彼女は体力回復と子宮の戻りと悪露が悪かったようでした。


夜中、授乳しているとき当直の看護師さんといろいろ話しました。
毎晩必ず言われたのが
「なぜ助産院で産んだの」
でした。
そして彼女達が共通して言ったのが
「看護師している人間が医療機関以外でうませるなんて怖くてできない。」
「なんか助産院は新興宗教みたいで怖い」
でした。
確かに私も通っているうちにマインドコントロールされてる気がして(半分くらいですんだつもりですが)ました。
「今の若い人たちは怖いもの知らずなのかしらね」
など、会う看護師さんに毎日言われおこられました。
「本当に元気になって!あなたのような大出血した人、私長年看護師してるけど、あなた一番か2番よ」
ともいわれました。


もうすぐ退院のという日、助産院の娘を取り上げてくれた人と実権を握ってる人が顔を見せにきました。
取り上げてくれた人はずっと一言も言わず、じっと私を見つめ様子を伺う感じでした。
実権を握ってる人は
「なんだ、元気そうじゃない?大出血?ここわね、総合病院だからそういうふうにいうけど、それくらいの出血は大学病院じゃよくあることなの。こういうことがあるために私達はこういう病院と提携してるのよ。だから安心してお産できるでしょ。それに、こういう状況になるなんて事前にわからないんだし、あなたの子宮が悪かったの。でも、二人目、こんな病院でうみたくないでしょ。うちで産むでしょ?ああ、お金ね、請求書は用意してあるから、いつでもいいから赤ちゃん見せにきながら来てちょうだい。」とほぼいいたいことは言うだけいって帰りました。
看護師さんに話すとみな激怒して支払うべきではないとか訴えるべきだとか、訴えられないようにするために自分を正当化するような発言をしているんだとかいってました。
私もそんな気がしました。
わたしはこの助産院とは一切縁をきりかかわりを断つことが一番と思い、支払いを両親にお願いし一切かかわることはしませんでした。
親が支払いをすると領収書を渡され、印紙が貼ってないことを指摘すると、実権者は
「いままでうちの税理士に指摘されたことないし、それで文句いわれたことないの」
とえらそうにいったそうです。
最初から最後まで何様かっていう人間でした。
この天狗になってる人だけは今でもどうしても腹がたってしかたがないです。


この人たちがしきりに私達に悪くいってたこの総合病院は、実際入院しててもすごく快適でよかったです。
ここもアロマテラピーを取り入れてました。
私が陣痛が苦しくてテルミーじゃ効果なかったというと、ちゃんとつぼがあってそこを押すと少しは楽になるのといわれたり、また赤ん坊にスクリーニング検査やKシロップ飲ませてくれたりと、助産院でもしているのかなと思い、やはり子供もこっちに移して正解だと実感しました。
決まった時間ですが自分達のベッドにつれてきて母子の時間もとれるし、また、私がネットとかで心配した研修医達に見られるとかいう話も、そういう場合はちゃんと了承を得なきゃやらないし、病院の都合で促進剤うったりしないといわれました。
本当に自分の勉強不足と思い込みとみなの忠告をきかなかった罰があたった結果になりました。
でも、おかげで、いろんなことがわかりました。
病院でだって死ぬことがあります。
それくらいお産って怖いんです。
それならばきちんとした環境のあるところで産むのがあたりまえなんですよね。
助産院はたしかにアットホームなのかもしれません。
だけど、無事産まれたからわからないだけ。
肉親を殺された人しか、事故にあった人しか、などそういう実際に体験したひとしかわからないことがあるんです。
だからいいことだけを前面にだす助産院のやり方は疑問視します。
助産院を開設する人は自分に自信があるからだと思います。
その自信が天狗になってないですか?そう言いたいのです。



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

体験談から

長々しい体験ですが、これから産む人の参考になったらと琴子ママさんにお話しました。私は助産院で産むと必ず事故になるとかいっているのではないです。病院だって事故があります。お産は死と生が紙一重だということ、丈夫で優等生妊婦だった私が実感し学んだことです。助産院は助産院の、病院は病院の長所欠点があります。ただ、リスクということは必ず必ず念頭に入れてほしいんです。私のように本当に最後の最後で死に直面することだってあるんです。無事産む、リスクをもって産むこれは本当に運不運なんだと思いました。私は「無事に生むのが当たり前ではない」ということをいいたいです。

子宮内反症について一言

えっとお久しぶりです。子宮内反症について一言だけ言いたくて出てきました。

別に助産院をかばうつもりはありませんが、子宮内反症の原因が「すべて」無理矢理子宮を圧迫したから起きるというものでもありません。

 当院でお産をした人の中に今まで二人子宮内反症を起こした人がいました。そのうち一人は目の前で胎盤を出すのを見ていたのですが、別に無理矢理押すようなこともしていなかったのに、スルスルと胎盤と一緒に子宮が出てきてしまったのです。幸い二人とも直すのに成功し、手術までせずにすみましたが。

この二人、次のお産も当院でしましたが、今度は全然引っ張らずに待ったら、全く出てこない。結局手を突っ込んで胎盤を引っ?がしましたが、一人はそれでもくっついた胎盤が出ず、しばらくしてから麻酔をかけて取り出しました。こういう「癒着胎盤体質」とでも言うべき人がまれにいるように思います。

桜まま様の場合は、やはり暴力的に押し出したせいだと思いますけどね。そうではない場合もあると言うことだけ一言。

Re:助産院での出産にて-桜ママさんのお話 終わり(08/30)

>桜ママさん

全文を読ませて頂きました。その間、恐ろしさが離れませんでした。読んでいるだけでそうなのですから、ご当人のその時の恐ろしさはいかほどだったでしょうか。そしてまたこうやって詳細を書いている間にも、恐ろしさが蘇ったりしなかったでしょうか。ともかく

こういうお話を聞かせて下さり、ありがとうございました。

お体を大切になさって下さい。



「無事で生まれるのが当たり前」この認識が誤りであり、お産は母子ともに命がけであることが、もっと広まることを願います。そして私達も、もっと正しい情報に触れる機会が増やさねばならないと、考えないといけないのでしょうね。

(私も子宮内反症がそんなに大変な病気とは、全く知りませんでした。40年も女をしているのに、恥ずかしいばかりです)

大きな壁があります。

産科勤務医です。

いまだに、医療機関と、助産院の間には、大きな壁があります。

たとえて言うなら、資本主義社会と共産主義社会のような隔たりがあります。



産科医療機関では、時として母体の満足度よりも母子の健康・安全性に重点をおいて

医療行為を行います。

産科は一瞬の判断を誤れば命取りとないます。

十分に妊婦に説明でき時間なく痛みを伴う医療行為を行わないときもあります。

しかし 

助産院では胎児の安全性よりも妊婦の満足度において

診療?行為を行います。胎児の安全性は2の次のようです。





そこにはとても大きな壁があるのです。溝があるのです。



助産院ではいつでも意味不明の病院批判ばかりです。

それゆえ母子に危険の兆候があっても、いつも批判している病院へは、頭を

さげて頼みにくい事情もあるのです。

また病院へは母子の状態がめちゃくちゃになって、手遅れ状態でしか搬送されないので

病院としても、助産院に不信感があります。

Re:体験談から(08/30)

桜ママさん

こんにちは。



>私は助産院で産むと必ず事故になるとかいっているのではないです。病院だって事故があります。お産は死と生が紙一重だということ、丈夫で優等生妊婦だった私が実感し学んだことです。

---そうですね、私も同じようにおもいます。



>助産院は助産院の、病院は病院の長所欠点があります。ただ、リスクということは必ず必ず念頭に入れてほしいんです。私のように本当に最後の最後で死に直面することだってあるんです。

---桜ママさんは死に直面し、でもその後に語ることが出来る結果を得られています。

でも、そのまま語ることも出来ない結果に至っている方もいます。

お産は本当に命がけなんですよね。



>私は「無事に生むのが当たり前ではない」ということをいいたいです。

このブログでよろしかったら、これからも是非、ご活用頂きたいです。

今回は大変お世話になりました。

まだまだ伺いたいこと(質問)がありますので、またあらためて宜しくお願いします。

Re:子宮内反症について一言(08/30)

山口(産婦人科)さん

>えっとお久しぶりです。子宮内反症について一言だけ言いたくて出てきました。

---こんにちは。

お久しぶりです。

一言でも二言でも、どうぞお願いします。



>別に助産院をかばうつもりはありませんが、子宮内反症の原因が「すべて」無理矢理子宮を圧迫したから起きるというものでもありません。

>桜まま様の場合は、やはり暴力的に押し出したせいだと思いますけどね。そうではない場合もあると言うことだけ一言。



了解しました。



この二人、次のお産も当院でしましたが、今度は全然引っ張らずに待ったら、全く出てこない。結局手を突っ込んで胎盤を引っ?がしましたが、一人はそれでもくっついた胎盤が出ず、しばらくしてから麻酔をかけて取り出しました。こういう「癒着胎盤体質」とでも言うべき人がまれにいるように思います。

---私が前に書いた友人も、これらが考えられるということなんですね。

Re[1]:助産院での出産にて-桜ママさんのお話 終わり(08/30)

るんさん

こんにちは。



>「無事で生まれるのが当たり前」この認識が誤りであり、お産は母子ともに命がけであることが、もっと広まることを願います。そして私達も、もっと正しい情報に触れる機会が増やさねばならないと、考えないといけないのでしょうね。

私もです。

Re:大きな壁があります。(08/30)

産科勤務医です。さん

こんにちは。



>助産院では胎児の安全性よりも妊婦の満足度において

>診療?行為を行います。胎児の安全性は2の次のようです。

---私もそうであったのだろうと、当時はそんな風におもったり知ったり出来なかったから、『子供の命』をまさかそんな危険にさらしているという自覚や、自分の理想の下に子供の命があるとはおもっていなかったのですが、今振り返れば、本当に愚かでした。
プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。