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2009-02-28

『知る』ということ

今日は久々になったこともあって、自分の気持ちの整理も兼ねて書かせてください。地方産科医さんから頂いた
「科学的根拠に基づく快適な妊娠出産のためのガイドラインの開発に関する研究」報告書
については後日(なるべく近日中)に…


どこかの掲示板で、お産の訴訟について書き込んでいる数々のコメントの中に、
『マスコミが伝えないだけで、本当は産む前に知っておくべきことがある』
というような言葉を見ました。
その通りだと思います。
医師や助産師、看護師並みの知識を得るのは無理だし、そこまでのことをする必要はないとおもいますが、今、私たち産む側が得られる情報には偏りが多く、
"自然分娩"
という言葉が何を指しているのか、どこまでのことを言っているのかがはっきりとされていないのだけど、時に病院でのお産を『人工的なお産』と批判する方もいたりすると、まるで病院でのお産は不自然で、助産院や自宅で産むお産こそが理想的なお産だと語っているようなもので、最初に誰がどのような意からその言葉を使い始めたのかは分からないけど、言葉が独り歩きしているのか、それらの解釈があまりにも自由で、多分、医師の方たちがおもっている以上に、私たちは"無事に生まれることが当たり前"になってしまっています。


先週、三日連続で一日一人、天使ママさんに会いました。
三人とも、琴子を誕生死したことで知り合ったママさん達で、あの地獄の日々を共に歩んでくれたママさんたち。
私が琴子を亡くさずにいたら、きっと出合うことのない方達で、私はあの無知のまま、それなりに生きていたとおもいます。
それに憧れる気持ちがありつつも、琴子を亡くしたことで得たものを手放す勇気もありません。
琴子を亡くして得たことが、今では琴子でもあります。

知っておくべきことがこんなにもあったのかと、琴子のお陰で沢山の勉強をさせてもらっています。
最近の分娩台考についても、まだまだ勉強をするべきことがあるのだとおもうのと共に、
『分娩台の上で産むなんて…!』
と言いたい人たちとの出会いもあります。
自宅出産のリスクも、最近深く考えさせられる方と出会いました。

私を救ってくれた天使ママさんたちの多くが、
『産む前に知っておきたかった』
と嘆かれています。
当ブログでこの話は何度もしているとおもうのですが、私のような事例ではなく、避けようもない事態でお子さんを亡くされた方でさえ、
『産む前に知っておきたかった』
と言われるのです。
避けようもないことだったと説明を受けても尚、
『それでも自分が知っていれば、避けられることもあったのではないか』
と自分を責められたりもしているのです。
この苦しみを、私は無駄にしないで欲しいのです。

どこで産むか、どうやって産むかよりも、もっと重要で、知るべき情報があるということを知って欲しい、考えて欲しいとおもっています。
テレビや雑誌、書籍では病院での事故の話しばかりです。
でも、助産院や自宅でも事故は起こっています。

お産は病気ではないということ、医療の進歩のお陰で母子の死亡率が下がっていることから、お産のリスクを知らない私達が増えています。
『病気じゃないからこそ、怖いんだ』
という医師の方の声-もっともっと、知って欲しいと願います。

私は子供が死んだことで、やっと多くのことを知ることができました。
でも、これからの方には、子どもを亡くさないためにも、多くのことを知って欲しいと願っています。
天使ママさんたちは私にとって大切な存在ですが、天使ママさんたちがこれから先も増えることなんて祈っていません、今日が最後であって欲しいと願っています。
叶わなくても、 願っています。



コメントの投稿

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ありがとうございます

私も、このブログに出会ったことで、

知ることができたことに、とても感謝しています。

大切ですよね。。。

琴母様。はじめまして。数週間前、たまたまこのブログをみつけて(楽天のブログランキングでタイトルを見て)、数日かけて過去の日記をすべて読みました。私は三児の母で、三人ともある市立病院で無事に出産しました。助産院に関してはほとんど知識がありませんでしたので、このブログは助産院について知るいいきっかけになりました。四人目の予定はないので、今更助産院の事を知る必要は無いのかもしれない・・・。でも同じ「出産」を経験した人間として、知らないではすまなかった事だと感じています。だから今までの日記を全部読んだのです。たくさん泣いて、たくさん怒って、たくさん憤った。不思議なこと、呆れる事もいっぱい・・・。このブログが無ければこんなに助産院について考えることは無かったと思います。このブログは私にとっては大切なブログです。知って良かった。助産院のこと。琴子ちゃんの事。琴母さんのこと。これからも頑張って下さいね。陰ながら応援しています。

Re:『知る』ということ(02/28)

こんにちは。私もこちらのブログで多くのことを学ばせて頂くうち、妊娠出産について自分がどれほど無知であるかを知ることが出来ました。いまでも決して知識があるとは言えませんが、少なくとも『まだまだ自分には学ぶ事が多い』ということは自覚できるようになりました。

これからも色々お教え下さい。そして誤っている点は指摘して下さいますよう、お願いします。

Re:ありがとうございます(02/28)

ばっきー♪さん

こんにちは。



>私も、このブログに出会ったことで、

>知ることができたことに、とても感謝しています。



とんでもない、こちらこそ、感謝しています。

ばっきー♪さんとはこのブログの最初の頃からですね。

末永く宜しくお願いします。

Re:大切ですよね。。。(02/28)

milkteaさん

はじめまして。



>琴母様。はじめまして。数週間前、たまたまこのブログをみつけて(楽天のブログランキングでタイトルを見て)、数日かけて過去の日記をすべて読みました。

---ありがとうございます。



>知って良かった。助産院のこと。琴子ちゃんの事。琴母さんのこと。これからも頑張って下さいね。陰ながら応援しています。

嬉しく思います。

これからも続くこのブログの中で、ご経験からのご意見を頂ければとも願います。

勿論、読んでくださるだけでも有り難くおもっています。



これからも宜しくお願いします。

Re[1]:『知る』ということ(02/28)

るんさん

こんにちは。



>いまでも決して知識があるとは言えませんが、少なくとも『まだまだ自分には学ぶ事が多い』ということは自覚できるようになりました。

---

私も同じです。

私は自覚するばかりで、あまり中身が充実しないのが厄介でお恥ずかしいのですが、るんさんにはいつも明るく対応していただいて、沢山救っていただいています。





>これからも色々お教え下さい。そして誤っている点は指摘して下さいますよう、お願いします。



これは私にというより、このブログにご意見くださる多くの方へのお言葉ですね、ですから私からも、るんさんや皆さんに同様にお願い申し上げます。



るんさん、これからも宜しくお願いします。

プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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