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2010-04-27

妊婦にとって、どこまでを"適度な運動"とするのか

先日の日曜朝に、高尾山の公式サイトに質問というか疑問というかなんというか、問い合わせをしました。
回答はまだ頂いていませんが、いずれ頂けると期待しています。

その高尾山への妊婦の登山について書きました4月3日の当ブログ
『妊婦さんのスポーツ』にコメントくださったかすてらさんからのバランスボールのお話を基に、今回もまた妊娠中に薦められる適度な運動というものを考えたいとおもいましたので、またもや今回も皆さんからのコメントから考えさせて頂きました、皆さん、有難うございます。

かすてらさん、はじめまして。
当ブログを以前からご覧くださっていたとの事、有難うございます。
今回、かすてらさんがご経験されたことを扱わせていただく上で、もしかしたら心に残る傷を更に深めてしまうことになってしまうかもしれないと申し訳なくおもうこともあるのですが、どうも最近、妊婦をターゲットにした商売が多くなってきていて、今回、かすてらさんからのご意見を読んでから今日までのしばらくの間、頭の中を"商売"という言葉が何度も浮かぶばかりなんです。
お話を知ってから《バランスボール》《妊婦》等で検索してみました。
そうしたら、バランスボールでの運動を指導している助産院にも辿り着きました、すぐに。
どのくらいのことをやっているのか、その全体は全く分からないのですが、大きなバランスボールに座っている姿が扱われています。
多分、『身体に負担のない程度』とか、『医師に了解を得て』とか、そういう言葉は散々言われているのだとおもいますが、その言葉を軽く使うのなら、あまり意味は無いとおもっています。

後、妊娠を望む方に向けたバランスボールを使っての骨盤矯正も多くあるのですね。
バランスボールは私も知っています、のった事もありますが、狭い我が家には大き過ぎて家にはありません;;
その程度の知識と関わりだったからか、妊婦さんがのるなんてことは想像もしていませんでした。
本まで出ているとなると、以前にも当ブログで無介助分娩を促す本が出版されている事実がある以上、その行為に全く問題を感じなくなる私たちの問題というか、次元があるということに触れた記憶が甦ります。
本が出ているということは、出版社がそれを認めているってことは、企業が認めているのだからしっかりとした、正しい情報なのだろうというような、そういうことになっちゃうんじゃないでしょうか、私たちって。
決してかすてらさんをそうだと言っているのではなく、私の体験等から考えて。
だから最近おもうんですけど、"本を出しました!"って厄介なご報告って。
なんだか凄いことのようにご本人までもがおもっているんでしょうけど、お金を得るための道具と手段なんですよね。


山口(産婦人科)さんのご意見
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プロと言うほどではないかもしれませんが、エアロビクスのインストラクターさんのお産で意外に苦労しました。

筋肉がつきすぎて、産道が狭くなっている感じなんですね。昔の農家の人が楽なお産だったというのは、楽じゃなかった人は多くの場合母か子が命を落としているんではないかとそのとき思いました。筋骨隆々も考え物です。

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と聞くと、"適度な運動"のつもりが、"鍛える"ことになってしまって…っていうことも考えないといけませんよね。

続くふぃっしゅさんのご意見
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私も筋肉質のスポーツウーマンの方は「硬いな」と感じることがたびたびあります。根性で乗り切っている感じですね。あと、胸部の筋肉がとても発達した方が、産後尋常でない張り方をした経験があります。関連性についてずっと気になっていました。
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妊娠前から鍛えている方の問題と急に鍛えた方の問題も別なのだろうけど、"適度な運動"というのにも個体差が当然あるわけですよね。
妊娠中に鍛えただけでどのくらいの変化になるのかは私に分かりませんが、今まで何もしていなかった人が、急に薪割りをするっていうのも凄いハードなことでしょう。
1本やるだけならどうってことないことかもしれないけど、まさか"適度な運動"をしなくちゃとおもっている方が薪割り1本で終えるわけないでしょうし。
自分では"これは適度な運動"とおもっていても、その行為が結果的には"過度な運動"となる場合がある。
それは妊娠しているしていないに限らず、常に私たちにある問題なんですけど、妊娠中ということは、その結果、お腹の中の赤ちゃんに負担が強いられるということ。
それは時には、赤ちゃんの命をも奪うということ。
ここを最初によく知っておかないといけないのに、バランスボールで検索して知った助産院のサイト(バランスボールの教室:勿論、有料)でも、全くそんなことには触れていません。
まぁ、その運動の有資格者のような方がインストラクターとして協力しているようですから、計画性をもった指導をしているとおもいますが、何のためにそれをするのか、させるのか…

もう一つ、ふぃっしゅさんです
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マタニティスイミングについては、ほとんどの施設が参加する際に医師の診断書を出してもらっているでしょうし、助産師が補助役で入っているのではないかと思います。そのような指導員がいる施設であれば、問題はないのではないかと思います。

アメリカのガイドラインでも、普段からしているスポーツであれば続けてもかまわないとしています。
日本の場合、「妊婦になってから、マタニティ○○をしよう」という順序であることが多いと思います。あるいは「○○すれば、××に効果があるのでは」と、即効性を期待するような雰囲気があるように思います

妊娠中にスポーツの楽しさや健康への意識が高まれば良いし、体を動かすのが好きな人は続けていくことも良いと思います。
今まであまりスポーツとは無関係だった人は、あえて始めなくても大丈夫・・・というところでしょう。

スポーツに関する文化の違いもあるでしょうから、たとえばヨーロッパの国では自転車に乗り続けている臨月の妊婦さんもいると、現地にいた方から聞いたことがあります。
では、日本で自転車は・・・と聞かれたら、やはり車道が整備されていないし、自転車のマナーやルールも徹底されていないので妊婦さんには大変危険だと思うと答えています。

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妊婦の高尾山登山にしてもなんにしても、妊娠したからする!っていうのって、やっぱりその意識やきっかけは問題の入り口にあるとおもうんです。
今のところは誰もそれで死んでいないっていうのは、"だからこれからも誰も死なない"という過信に繋がっているってこと(4/30;この一文、誤りありましたので修正しました)。
適度な運動という表現はあまりにも曖昧で、誰かがそれを"適度な運動だよ"と言ってしまうと、なんだかそうおもえてしまうけど、やっている内に慣れも生じてどんどんと過度な運動になっていたということもあるだろうし。

いつもながらに上手くまとめられないんですけど、"適度な運動"という言葉が厄介なのか、登山もバランスボールも、それ自体には問題はないのに、どうしてそれが妊婦というのを対象としてくるのかが不思議でなりません。
あと、妊婦っていう言葉はお腹の中に子供がいるわけですよね?
こういう問題を考えていると、"妊婦"というブランドを身に纏った女性しか想像出来ないんですけど…

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No title

琴子ちゃんのお母さま、お気づかいありがとうございます。

私個人の感想としても、

『本が出ているということは、出版社がそれを認めているってことは、企業が認めているのだからしっかりとした、正しい情報なのだろうというような、そういうことになっちゃうんじゃないでしょうか、私たちって。』

にまったく同感です。

なんだか思っているよりもハードでは?と感じながらも、でもちゃんと本になって
紹介されているくらいだし、許容範囲なんだろうと思っていました。
(それでも本で紹介されているよりは控えめにしてたつもりですが・・)

ネットなどで見てみても、特に問題もなくみなさん軽やかにされていたので、
こんなもんなんだろうと。
勝手な話なのですが、もし体験談としてバランスボール後、関連はわからないけど
安静になってしまったというような話があれば、そういうケースもやっぱり
あるんだと、本になってても絶対ではないんだなと慎重になってたかもと思ったり。

こうなる前に気付くべきでしょうが、どこまではOKラインの負担(負荷)なのか
人によって違い、本に載っているから自分も大丈夫ではないということを
真剣に考えぬいてから運動にとりかかる妊婦って少ないんじゃないかなと思います。
(自分を正当化しているわけではありませんが・・)

うまく言えなくてすいません。

産後あらためて、こちらのブログやコメントを読みなおして知ったことも
あります。
このブログがたくさんの妊婦さんの目に触れるといいなと思います。

No title

こんにちは。
私が出産した助産院では、妊婦教室の一環としてマタニティーエクササイズを勧められていました。
私も受けたのですが、やはりバランスボールはありましたね。それぞれ、上に乗って…その後インストラクターの方から購入も勧められましたが、一緒に参加した妊婦さんたちみんな「別になくてもいいし邪魔だし」といった反応で、無条件に受け入れる、といったふうではありませんでした。
バランスボールの上で何をしたのか、覚えていないのですが、特に危険を感じるようなことはなかったと思います。
また、バランスボールにしろ、エクササイズの内容についてはインストラクターの方に任されていて、助産院としては内容まではタッチしていなかったように思います。何度か色々、エクササイズに通ったのですが、助産院の方が見えていたことはありませんでした。一応、医師の許可を得て、ということだったのですが、実際はただ母子手帳をインストラクターの方が閲覧するだけでした。
『"妊婦"というブランドを身に纏った女性』といわれても…って感じですが、そういった一面もあるんでしょうね、無駄に体を動かしたがるっていうのは。まあ動かさせたがるっていうのもあるのでしょうが。

かすてらさんへ

こんにちは。

> こうなる前に気付くべきでしょうが、どこまではOKラインの負担(負荷)なのか
> 人によって違い、本に載っているから自分も大丈夫ではないということを
> 真剣に考えぬいてから運動にとりかかる妊婦って少ないんじゃないかなと思います。
> (自分を正当化しているわけではありませんが・・)
---
多分、かすてらさんと私の話を読んでいても、大丈夫だった方からしたら、
「たまたま駄目だったからって…」
という感想があるんだとおもいます。
だから、次の誰かに伝わるときに、こうやって"何かあるのかもしれないと疑う"ということをどんどんと削られていくような気もしています。

こちらこそ、これからも宜しくお願いします!
いつも返信が遅かったり、更新も遅いのですが…でもでも、これからも宜しくお願いします。

ななこのなさんへ

こんにちは。

> また、バランスボールにしろ、エクササイズの内容についてはインストラクターの方に任されていて、助産院としては内容まではタッチしていなかったように思います。
---
そういうことに問題を感じます。

>何度か色々、エクササイズに通ったのですが、助産院の方が見えていたことはありませんでした。一応、医師の許可を得て、ということだったのですが、実際はただ母子手帳をインストラクターの方が閲覧するだけでした。
---
全く正しくない状態ですね。
たまたま大丈夫だったという毎日に胡坐をかくということですね。


> まあ動かさせたがるっていうのもあるのでしょうが。
---
動かせたがるっていうのはありますね、まさにななこのなさんが通っていた助産院もそうではないですか?
インストラクターが医師代わりの責任も持たせられていたと言うか、なんか問題を感じちゃうんですけど…でもこういうことって、何処ででもしていそうですね、『エアロビくらい、医師にわざわざ聞かなくても大丈夫』っていう問題があるような気がしています。

No title

琴子ちゃんのお母さん、こんにちは。
日本臨床スポーツ医学会学術委員会編の「妊婦スポーツの安全管理」という本が手に入りましたので、その中から少しまとめて紹介しますね。

妊婦スポーツの安全管理基準に関する提言の中に、「妊娠前から行っているスポーツについては基本的には中止する必要はないが、運動強度は制限する必要がある」として具体的に種目ごとの制限内容が提示されています。
妊娠してから始めるスポーツとしてよく行われている水泳、ウォーキング、エアロビクス、ヨガに関しても、それぞれ欠点・注意点が明示され、特に運動習慣のない人が妊娠を機会に始める場合の注意点も書かれています。

そして以前のコメントにも書いたように、避けるべき運動として、競技性の高いもの、腹部に圧迫が加わるもの、瞬ぱつせいのもの、転倒の危険があるもの、相手と接触したりするものは避ける、とあります。
山登りや、バランスボールは、やはり避けるべきものの分類ではないでしょうか。

さらに運動を行う際の環境や、体調管理など細かなアメリカのガイドラインが紹介され、スポーツ施設で行う場合だけでなく自分の判断で自宅で行う場合にも産科医のメディカルチェックを受けることを勧めています。

妊婦スポーツを行った場合についての母体、胎児へのそれぞれの影響はまだ明確にはなっていない段階であるとのことです。
胎児へのストレスは一般的には胎児心拍数から判断しますが、運動中の母体にモニターを装着しても正確な計測ができないために、「胎児への影響はわかっていない」段階です。
ただし、運動によって子宮収縮が増加することは明らかなので、運動強度によっては子宮収縮が子宮血流量を減少させ、胎児ストレスを表す徐脈がでている可能性もあること、また運動によって母体体温が上昇すると胎児体温も上昇し酸素消費量が増えることで低酸素状態に一時的になる可能性などがかかれていました。

また妊娠期間中いつまでスポーツが可能かという点では、「妊娠経過が順調であれば特に制限しない」「妊娠末期になると子宮収縮が起きやすくなるため早産に注意する必要がある」「分娩予定日を過ぎた場合には、正常妊娠でも胎盤の老化が起こり胎盤機能不全になることがあるため注意が必要」とのこと。

妊婦スポーツは「安産」(分娩時間の短縮)を期待して行われることが多いと思いますが、今のところ、分娩時間短縮に効果があるという結果は得られていないようです。

妊娠中のスポーツは適切に行うことで母体の心身への良い効果もありますが、母体の運動は過度になれば「胎児へのストレス」ともなり、「過度」とはどの程度かなどの研究もまだまだ少なく、明らかになっていないのが現状のようです。


ここからは、私個人の考えです。
マタニティビクス、マタニティスイム、マタニティヨガに関しては日本に定着して20年近くたっているので、実績のある施設などであれば問題ないと思います。
バランスボールのように最近話題になり始めたものは、一般の人が実施する際の安全面でのノウハウはあっても、妊婦・胎児に関しての安全性の研究はほとんどないと考えて、取り入れるのには慎重にされた方がよいと思います。
特にインストラクターは民間資格ですから、妊娠に関する十分な知識を習得しているわけではありません。
かすてらさんのような状況になった方の報告をきちんと製造元やインストラクター仲間にフィードバックして、安全管理に役立てる仕組みがあるかどうかということも大事だと思います。それがなければ、ただの商売だと思った方がよいでしょう。

もうひとつは「○○に効く」という点を、安易に信じないことが大切だと思います。
かすてらさんのバランスボールのお話を読んで驚いた内容に、「子宮のマッサージ」という表現です。通常の産科関係者であれば、「子宮のマッサージ」と言われたら、????です。何を意味しているのか全く不明です。
でも売る側は、一般の人になんとなく効いた気分にさせるネーミングなどを本当に巧みに作り出すのですね。
こうした効果に関する表現で自分が分からない場合、主治医か助産師に確認してみることが大事だと思います。
商売か本当に母子の健康に良いことかを、見極める目が必要ですね。

ただし、助産師も検証されていない効果について「効く」と表現する人がいるようなので、この点は十分に注意が必要だと思います。
助産師の場合、商売であってはいけません。母子の健康に良いものであれば勧める、無意味であったり、害がある場合にはその正しい情報を伝えることが仕事です。
医療関係で「効く」という場合には、多くの調査研究を経て効果が実証されていること、またリスクに関しても研究されていることが必要です。

その視点で、もう一度臨月の登山について考えてみました。
登山によって子宮頸部が柔らかくなり分娩になる可能性があるからと勧めているようです。
では、山道をどれくらい歩いたら、子宮頸部がどの程度柔らかくなるのでしょうか?
その効果は、山道を歩いてからどのくらいで出現するのでしょうか?
1回の山登りでの効果はどれくらいの確率で起きるのでしょうか?
・・・・
ネットで見ていたら、高尾山の登山を勧めているところで、当日夜に陣発した人がいると書かれていました。
これが、登山の効果であるとすれば、「1回の効果で陣発する可能性がある」のは相当な刺激であるということもできます。
たまたま帰宅してからでしたが、効果がどれくらいからでるか検証されていいないのであれば、登山中にも陣発する可能性があるということです。
登山中には陣発するほどの即効性はないというのであれば、登山と分娩誘発と関係づけて効果をうたうのは過大な表現といえます。
実際には効果もないのにイベント的に登山させるのであれば、効果をうたうべきではないと思います。
登山と陣痛発来の関係が明らかになっていない段階で、途中で陣痛が来る可能性があることをさせることは危険であると思います。
また上記の本にもあるように分娩予定日あたりから胎盤機能も落ちてきます。そこに山登りのような身体への負荷の大きい運動が胎児にどのような影響を与えるか、ほとんど調査も研究もないと言えるでしょう。それを一助産師の判断で勧めるのは、無責任であると思います。
効果を仮説として言うのであれば、それを実証する責任があります。

この高尾山の件も、2008年のAERAに「高尾山に登って安産しようー臨月妊婦の産気誘発ハイキング」という記事で紹介されたようですね。
話題先行で、安全性が確立されていないものを、出版物が後押ししてしまったのではないでしょうか?
有名になり、引くに引けなくなってしまったのでしょうか。

でも、こうした本当に母子に安全か、有益かということの情報を整理して伝えることが助産師の本来の仕事のはずです。
同業者を批判するのは心が痛みますが、自分たちのしていることが「商売」になっていまっていないか考え直す必要があると思います。

長文失礼しました。


No title

こんにちは。今回の本来テーマとは違うのですが、出版物に関しての感想がありましたので、それについて書かせてもらいます。
結論から言いますと、出版されているから正しい内容という事はありません。出版社が責任を持たないのか、という意見もありますが、それをすると『検閲』という行為に当たる可能性があり、表現の自由の下では非常に難しいことになるそうです。そのため、内容の是非について出版社は審議できないと言います。もちろん本の内容が名誉毀損に当たるものである等の刑法に抵触する場合や、著作権違反の問題となると話はまた別に出版社の責任が問われる可能性もありますが。しかし極論をですが、「これはフィクションなんですよ」と言われてしまえば、たとえそれらしい記述があろうが実在の人物が登場してようが、反論できないんですよね。

健康食品や健康法の例になりますが、書店に行けば「○○に効く」とタイトルにあったり、帯にそういった事がかかれている書籍が多数販売されています。もしこれが広告であれば、景品表示法の対象となり、アウトです(○○に効く、痩せる、などの表現は禁止されています)。しかし書籍となるとこの法律の対象外です。過去には摘発された例もありますが、現状は野放しの状態です。
よく言われるのは健康法にしろ健康食品にしろ、本当に良い物であるとのデータがあるのならば、一般的な書籍にする前に、学会など、再調査が出来る相応の場所で発表するべき、という話もあります。
ですから本になっている事を選択の基準にするのも考えものです。

ただ、一般的には「本になっているんだから信用性がある」と考えるのも無理のない話しだと思います。こんな事を書いてる私の書棚にも「○○で痩せる」だの「△△で□□が治った」だのの本が多数並んでいたりしますから(汗)

言い古されたことですが、現代は情報が溢れており、その中で取捨選択するのは非常に難しいことです。本来であれば(出版社ではなく)情報を広めようとする人達が、偏った話やデータのはっきりしない物を情報とする際に考えてくれればいいのですが、それが難しい以上、私達も色々と考えなければならないですね。

ところで私が出産予定だった病院でもマタニティビクスを取り入れてましたが、申し込み時とビクス当日に検診を受ける義務を設けてました。またビクス直前にも心音を聞き、始まるとその場に立ち会っている看護師さんが妊婦さんの様子をチェックしており、終了後にも心音の確認がありました。私は残念ながら受ける事はできなかったですけど。
でもエアロビはしなかったけど、マタニティ本に載っている運動を毎日し、もしかしたらそれもいけなかったのかと今でも後悔しています。先生はそれは関係ないとおっしゃってくれているんですけど。

No title

>出版社が責任を持たないのか、という意見もありますが、それを
>すると『検閲』という行為に当たる可能性があり、表現の自由の
>下では非常に難しいことになるそうです。そのため、内容の是非
>について出版社は審議できないと言います。
これはデマです。
出版社が原稿を読み、それを載せるかどうか、出版するかどうかを
決める事は、検閲には絶対に当たりません。
また、掲載しない、出版しない事が表現の自由にあたる事もあり
えません。
検閲や、表現の自由とは、国家に対してのみ使う概念です。
ここの部分は根本的に間違ってます。

No title

るんさんが書かれているように、「本になっているんだから信用性がある」という認識を変えることは長い時間がかかりそうですね。
かとうさんが書かれていることから考えれば、現状では出版社の良心というか自主規制を求めたいものです。

「効果がある」ということはどういうことかは、NATROM先生のサイトや、kiklogを読むとわかると思います。
特に医療関係者は、「効果が認められた」「実証はされていない」の差をきちんと説明することが求められていると思います。

疾患を持っていない人や妊婦でなければ、実証されていない健康法も自分の判断ですることもひどい健康障害を起こす前に自分でやめることも可能であり、問題ないと思います。(ただしサプリメントのようなものは肝障害の死亡例やアナフィラキシーショックなどの報告もあるように要注意ですが)

問題なのは医療にかかっている人たちへの、あやしい健康法、食事療法などです。治りたい気持から、あるいは妊婦さんのように安産への思いや健康な生活への関心が高まった時に、「なんとなくよさそう」と思い込みやすいところを狙ったものが世の中多いですね。

疾患を悪化させたり、妊婦さんの場合は母体と胎児の二つの生命に影響を与えかねないので、安全であることやリスクが確認されたもの以外は取り入れない方がよいと思います。


たぶん、こうした妊婦スポーツや健康法・食事(マクロビとか)は「自然なお産」「お産は病気ではない(だから医療的介入は不要)」という考えと対になって広がってきていると思います。

妊娠・出産の中での「医療の恩恵」というと、とかく異常時の救命救急の話題中心になりますが、正常に妊娠経過を過ごすために厖大な調査や研究がなされているわけです。
「妊娠・出産は自然な営み」「大半の人は正常に経過する」、だから医療介入は不要と思いやすいのかもしれませんが、どのような状態が妊娠の正常なのか、異常はどのように予防したらよいかなど医療の知識・技術の多大な恩恵を受けているのですね。

助産師がそれらのあらたな健康法を勧めてよいのは、効果が実証され、健康法を実施する目的が明確にされ、母子へのリスクも説明できる段階になった時点でだと思います。
そうでない段階では、妊婦さんからの相談に対しては「勧める立場」ではなく、検証や実証がされていないことを明確に伝えるのが仕事だと思います。

臨月の登山、妊婦さんへのマクロビや菜食、ホメオパシー、整体など、助産師が勧める側になるのは非常に大きな問題だと思います。
というか、問題だと認識できないところが問題ですね。

No title

>これはデマです。

>出版社が原稿を読み、それを載せるかどうか、出版するかどうかを
決める事は、検閲には絶対に当たりません。
また、掲載しない、出版しない事が表現の自由にあたる事もあり
えません。
検閲や、表現の自由とは、国家に対してのみ使う概念です。
>ここの部分は根本的に間違ってます。

ごめんなさい。
確かに検閲という表現は誤りです。安易にこういう言葉を用い、皆様方に誤解をさせてしまった点、お詫び申し上げます。
誠に申し訳ありませんでした。
プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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