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2010-03-17

「こんな現実」-心の底から

当ブログで以前に紹介しました
危機感のない助産師-自宅出産、女児死亡
のお母さん、haccaさんの、私宛にくださったメールの一文を紹介させてください。

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真剣に自分の身に置き換えたなら「助産院は危険」としか言えませんね。
そうですよ、今の状態では危険なんですよ。
でも誰もそう言わないんですね。何故だろう?
大丈夫なことの方が多い-でも出産は大丈夫でないこともかなりあるし、何かあった時は「死」や「障碍」。
助産院関連の本や情報で、自分の勘を頼りに助産行為を行うことを誇りにするような雰囲気がありすぎます。
いや、勘を頼りにしているだけなのにそれで大丈夫なんだよと言っているのが嘘ですよ。
具体的にモニターをつけることの必要性や重要性など強調されることもあまり無く、わざと避けているようです。
その他の疾病のように暫く様子を見てそれから検査を受け、なんてしている時間はない、あっという間に終わってしまうことなんだと皆知らないですね。
出産に医療の手はほとんど要らないんだ、というところから始まっているんですからね。
なんで、医師までが助産院を認めているんだろう・・・。
はっかが搬送された時そばの総合病院のNICUの医師も駆けつけてくれ、そして助産師に「だから自宅出産などするもんじゃないんだ!!」とかなり怒鳴ったと助産師が言いました。
病院から帰ってきてそれを私に話した時、助産師は何て言ったと思います?
「でも、私は泣かなかったよ!黙-って唇を嚙みしめていたのよ。」
ですよ。
これは誇らしげに言っているのですよ。

自分の恥ですよ? 緊急時の対応を誤った助産師を咎めているのですよ、この医師は。
それを、無理解な人になじられたけど我慢した、みたいに私に報告するとは・・・。

こんな現実。
助産院で事故に遭わなかった人の話は悲しいような腹が立つようなどうしようもない気分にさせます。

---

時々なんですけど、当ブログをご覧になってくださった方の色々なご意見を目にしますが、
・自業自得
も珍しくないです。
確かにそうです、それは私もhaccaさんも認めています。

・自分で選んだことなんだから、覚悟していたんじゃないの?
覚悟というのも、確かにそういうなんだか流れはあったのかもしれません、でもそれには真実性はなかったとおもえるんです。
まず、本当に子供が死ぬかもしれないという具体的な説明はありません。
これは助産院だけではないのですが、雑誌でもそうですけど、
『大体の方は無事に済む』
で終わります。
そしてその大体に入れなかった方たちがどうなったのかも具体的には知らない・語られないままです。
お子さんに障碍が残った方のお話も、公にされていることもあまりないからか、大体に入れなかった場合は自分がちょっと大変な目にあうのかなくらいの感覚ではないでしょうか。

これは琴子を亡くしたときから感じていることで、時々ブログでも問いかけていますが、もしも助産院や自宅出産での事故は『そういう場所を選んだ親の責任』だとするのならば、病院での事故でもそういう解釈で済ませられるべきではないでしょうか。
皆、緊急搬送以外は大概は自分で産む場所を選んでいます。
なんで助産院や自宅出産だけは、選んだ私たちだけが悪いとなるのか。
・・・ちょっと話が脱線しちゃいました。

はっかちゃんが搬送された病院の医師に怒鳴られた助産師の言葉と態度…聞くだけですが、反省は全くないと感じます。
また、haccaさんから個人的に伺う話には酷い対応が多くて、いずれまた皆さんに聞いて欲しいとおもっていますが、自分は悪くないということをとにかく主張してくるんですね。
隠すというよりも、多分、自分のしていることは人から感謝されて当たり前で謝ることなんて有り得ないという感覚があるのかもしれません(これは助産院の事故報告の際によく感じることでもあるし、私のときもそうだった)。

haccaさんの【こんな現実】っていう一文が私には辛くて堪らない。
こういう現実があるよって一生懸命訴えているのに、幸せなことだけで覆い隠そうとしている人たちがいる。
またどこかで子供が死んでも、「それはその子の運命だった」「親のカルマなのかもしれない」とかと誤魔化せば済むとおもっているのか。
こんな現実から目をそらすことがなんで出来るのか。

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No title

琴子の母 様,hacca 様

すべての助産院を否定するには,十分な証拠はありません.
分娩介助を必要としない出産は6-7割あるでしょう.でも逆を言うと3割は介助が必要です.ここが「ポイント」です.

つまり,
助産院では安全と判断される分娩を扱うこと.
危険が伴いそう,リスクがありそうという分娩は,躊躇することなく医師(高次医療機関)に任せること.
事実をきちんと話すこと(「無事な分娩とは終わってみないとわからない」という基本).

それができない,助産師さんがいることが,大問題なのです.

haccaさんの記載している
>対応を誤った助産師を咎めているのですよ、この医師は。

助産師さんにはこういう方が多いのは事実です.悲しいですが...
そういう態度となる理由はわかるのですが,あえて書きません.

NICUを見ているとなんでここまでほっといたという症例に少なからず遭遇します.仕方ない,という部分もありますが,多くは「偏った自信」が治療時期を失わせています.

私自身の反省を込めて記載しました.

No title

琴子の母さま、haccaさま、こんばんは。

ひとつお知らせです。
「エチカの鏡」への意見、BPOのHPに掲載されました。「視聴者の意見」二月分のところです。
(アドレス貼れないようなので検索かけてください、すみません)
内容はだいぶはしょられていて、原文よりかなりヌルイ表現になってますが、当分の間ネット上に残るのでまあ良しとします。
それにしてもフジ、TBS、今回と、三回目の苦情にしてやっとです。
今回はBPO、テレビ局そしてスポンサーである花王にもメール出しました。それも良かったのかもしれないし、内容が「飲酒」という明らかなNGシーンであったことが功を奏したのかもしれません。今後も続けます。

ここまででいろいろと考えたことを述べます。
お産を「命の危険があること」という認識は、多かれ少なかれ誰でもあるんだと思います、本当に実感しているかどうかは別にして。
なのに、何故「私が介助すれば絶対大丈夫!」と思ってしまう(公言してしまう)助産師がいるのか?

この現代において助産師は職業的にやや中途半端なのかもしれません。分娩という命が関わる事象に、医療行為をほとんど認められない資格のみで当たることは非常に身分的にも、精神的にも不安定な感じがします。
(だからこそ非常に勉強してらっしゃる助産師さんが多いことも承知の上で申し上げております、失礼のほどご容赦ください)
不安な人間は「絶対」という言葉にふらつきます。憧れていた職業についたものの、不安との戦いにたえられず、「●●すれば絶対大丈夫!」という妄信にすがってしまう。同じく不安な妊婦さんたちも「絶対」という言葉に弱い。手っ取り早く安心させてくれる人、にすがってしまう。一度すがってしまうと、容易には目が覚めません。間違いを認めてしまうことは、自分自身を否定することだから。琴子の母さまも繰り返し仰っていることですが、非常に宗教に似ています。

「不安」を解消するには、やはり勉強するしかない。常に新しく正しい知識を取り入れ、技術の向上にも励む。「産婆」の時代にはあり得なかった母子死亡率の大幅な低下、これは医療の発達のおかげであることは明らかなのですから、むしろ助産師は従来の役割を超えて、もっともっと医療に近づいていくべきでしょう。自然だの昔に帰れだの耳には優しいが、つまりは難しいことに立ち向かう努力を怠っている。自分の能力の限界を考えようともせず、誤魔化している。それが「絶対大丈夫!」と言い切る類の助産師だと思います。

素人の私が偉そうに長々と、すみません。ですがこのまま助産師という職業が「変に持ち上げられ」続けていたら、いつか完膚無きまでに貶められる日も来るのではないでしょうか。マスコミは何度もそういう極端な振る舞いをしてきました。今もてはやされている「絶対大丈夫」系の助産師たちはおそらく確実に自分の首を絞めていると思います。

No title

こんにちは。

>さくこさん
BPOの視聴者の意見を拝見しました。ご苦労様でした。
ttp://www.bpo.gr.jp/audience/opinion/2009/201002.エッチティーエムエル
事例を積み重ねていく事が大事でしょうね、私もさくこさんを見習います。

これは「技術開発者さん」が仰有っていた事の一部です。
>なんていうかな、「善意」がきちんと善いことに成る間に、「本当に善いことなのか」
>と自省する部分があって、はじめて善いことができるよね。
>そこには、不安感が必要になるのね。
>その不安感があってはじめて、自分のやろうとしている事を見直す事もできるのね。

「自然な出産」「ホメオパシー」そんなキーワードを手にする事で、大きな力を得たつもりになる。天与だとの錯覚、他人に評価される事がない安心感。不安になる必要がない、責任は「運命」が取ってくれるのですから。自分自身は絶対に守られる、どんな結末を迎えようとも。

自省と慎重さ、これが欠けていてはどんな職業でもプロには成れません。私の職種は全く異なりますが、30年近く専門職でメシを食っている人間の実感です。「絶対大丈夫」なんて謂う人を信用してはいけません。

AZAさんへ

こんにちは。

> すべての助産院を否定するには,十分な証拠はありません.
---
すみませんが、このような印象をお持ちになられているのだとしたら、ブログを全部読んでくださっていないのだとおもえます。
私もhaccaさんも、全ての助産院を否定していません。

ただ、全ての助産院はもっと監督されるべきだとおもっていますし、正しい情報、医療の指導を再度受ける必要はあるとおもっています。

> 助産院では安全と判断される分娩を扱うこと.
> 危険が伴いそう,リスクがありそうという分娩は,躊躇することなく医師(高次医療機関)に任せること.
> 事実をきちんと話すこと(「無事な分娩とは終わってみないとわからない」という基本).
>
> それができない,助産師さんがいることが,大問題なのです.
---
haccaさんもその問題を語っています。

> 助産師さんにはこういう方が多いのは事実です.悲しいですが...
> そういう態度となる理由はわかるのですが,あえて書きません.
---
何故ですか?
是非、書いてください、教えてください。

>
> NICUを見ているとなんでここまでほっといたという症例に少なからず遭遇します.仕方ない,という部分もありますが,多くは「偏った自信」が治療時期を失わせています.
---
仕方ないとおもうのは何に対してなのでしょうか。
医療を施しても救えない命がある、100%の安全は有り得ないというのは常々当ブログでも話していますが、AZAさんのお話の流れから上記の一文は助産院からの搬送に対してのものと捉えられますので、無理して搬送をほっといた状態に対して仕方ないという部分はどのようなことなのでしょうか。
偏った自信には私も問題を感じます。
どうにか出来ないものでしょうか。
AZAさんのご存知の事実を教えて欲しいです。

さくこさんへ

こんにちは。

> ひとつお知らせです。
> 「エチカの鏡」への意見、BPOのHPに掲載されました。「視聴者の意見」二月分のところです。
---
これまでのさくこさんのご活動に見習うことが多くあります。


> (アドレス貼れないようなので検索かけてください、すみません)
> 内容はだいぶはしょられていて、原文よりかなりヌルイ表現になってますが、当分の間ネット上に残るのでまあ良しとします。
---
拝見しました。
多くの方にお産が無事に生まれることだけではないと知ってもらえたらとおもいます。

『助産院や自宅出産というお産で母子が死んでいること』の事実を知って欲しいですね。

> それにしてもフジ、TBS、今回と、三回目の苦情にしてやっとです。
> 今回はBPO、テレビ局そしてスポンサーである花王にもメール出しました。それも良かったのかもしれないし、内容が「飲酒」という明らかなNGシーンであったことが功を奏したのかもしれません。今後も続けます。
---
飲酒について、助産師会だって『危険な行為だ』と言ったのに放映されていることにはスルー…意識があまりにも低いですよ。
さくこさんが組織に対して意見をしてくださることには心強さを覚えますので、これからもどうか宜しくお願いします。

> 素人の私が偉そうに長々と、すみません。ですがこのまま助産師という職業が「変に持ち上げられ」続けていたら、いつか完膚無きまでに貶められる日も来るのではないでしょうか。マスコミは何度もそういう極端な振る舞いをしてきました。今もてはやされている「絶対大丈夫」系の助産師たちはおそらく確実に自分の首を絞めていると思います。
---
子供が死んでからの結果というのではなく、早くこの異常な事態に気が付いてほしいですね。

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プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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