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2009-11-18

危機感のない助産師-自宅出産、女児死亡

また事故の報告の紹介です。
自宅出産で、お子さんが亡くなっています。

お母さんはhaccaさんと仰います。

haccaさんは上の2人は助産院で産み、3人目から自宅出産になりました。
この助産院には持ち運び用のドップラーしかないとのことで、助産院でも自宅でも同じだから、更には2人目の時に陣痛がきて移動中に車の中でお産が一気に進行してしまったことから、以降は自宅を選ぶようになったそうです。

今回亡くなったお子さんは、6人目のお子さんでした。

助産所業務ガイドラインによると、頻産婦(出産5回以上)は産婦人科医と相談の上、協働管理すべき対象者となっているようですが、haccaさんにはこれらの説明は全くなく、問題を意識している・感じようとしている気配はなかったそうです。

また、自宅出産を扱う助産師のHPによっては、自宅出産のリスクについての説明があり、

【下記に該当する方は母子の生命にかかわる危険が伴いやすいため、自宅出産をお断りしています】

・妊娠経過に問題のある方(逆子、妊娠高血圧症など)

・帝王切開の既往のある方

・糖尿病、心臓疾患などの合併症のある方

・ウィルス性肝炎などの感染症がある方

・頻産婦(5回目以上のお産の方)の方

・35歳以上の初産婦


という予めのお断りがあります。
※複数の助産院で同様の内容を確認することが出来ました

ここにしっかりと“頻産婦(5回以上のお産の方)”とありますが、今回(正しくはhaccaさんにとっては5人目の前回のお産から)、haccaさんが自宅出産をすることは正しい判断だったのでしょうか。

助産師から全く説明がなかったというのは問題のないことでしょうか。

また、残念なことに、嘱託医(この助産師は嘱託医の医院に勤務している勤務助産師でもある)からも説明が無かったそうです。
haccaさんは頻産婦・多産婦の抱えるハイリスクについて、全く知らないままだったそうです。
※無知だとなじりたい方もいらっしゃるかもしれませんが、私たち産む側はそういうことが多いですし、haccaさんは既にご自身をそう責めていらっしゃいますので、改めて他人様にして頂く必要はないとおもっております

先に一つ、疑問を投げ掛けてしまいましたが、haccaさんとお子さんのお話を下記から致します。
なるべくhaccaさんのくださった内容のままに致しますが、重複すること等、若干、私の方で修正・加筆等いたします。
また、この内容は先にhaccaさんにご確認頂き、ご了解を得た内容です。
haccaさん、有難うございます。

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分娩は38周を過ぎたところでした。
2人目以降は皆1週間から10日早く生まれています。
私はかなり小柄なためか5人とも2200~2400グラムです。
娘はその中では一番よく成長していて2500グラムだったそうです。
それに6人の中でとびきり元気な子でした。
ほんとにお腹の中で元気に動いていましたね。
お産の2日前の腹痛の後も動いていたと思います。

ほんとうに、様々な兆候を無視して出てきたら仮死だった、なんて、一体何のために助産師についてもらってお産に挑んでいるんでしょう。
娘の場合、娩出の直前まで弱くなりながらも心拍があったようなのですから、それを思うと苦しくなります。
最後の最後まで、娘の苦しみの重大さに気付けなかったんだなあ・・・。

先日、あかちゃんの蘇生にあたってくれた医師と話をしてきました。
そこは今回の助産師が嘱託で勤務している病院です。
※註;この助産師は病院に嘱託で勤め、勤めを保ちながら開業もしています。
途中の妊婦健診ではこの病院へ何度か行くことになっていて、自宅からも助産院からも近いそうです

医師は、心拍低下が起きていたこと、仮死だったことや私が過強陣痛になっていたこと、解剖の結果肺がきれいだったことなどを総合して、剥離だったのではないかと言っています。
羊水が混濁していたことには触れなかったと思います。
私がお産の2日前にもかなりの腹痛があったと言うと、
「ああ、なるほど」
という感じで頷いていました。

私も現場のことがわからないのでその点について聞こうと思って・・・。
でも話し始めると急に込上げてきて泣いてしまいました。
あのお産中の、全く危機感のない素人のような助産師の対応が、仕方ないことだったのか。
私が普通に「陣痛です」といえないような痛み方や、出血の仕方、胎児の心拍の低下、私の様子など・・・
それらの無視された状況が、助産師にとっては仕方ないものだったのか・・・

医師の話はやはり
「その場にいなかったし、当然モニターもしていないのでなんともいえない」
と。
ただひたすら謝っておられましたが。
たぶん力になれない、これ以上言えない、ということで謝っておられたのかもしれませんね。
私が謝ってほしいのは助産師です。

出産当日、いきなり立ち上がれない痛みがあり、倒れこんだままなんとか助産師を呼びました。
助産師が自宅(haccaさん宅)に着き、私を見てもうすぐあかんぼうが出てくる段階かと思ったようです。
痛みだしてからまだ1時間ほどしか経っていないうえに既に過強陣痛となっており、
「明らかにいつもと違う」
と何度も私は言ったのに。
内診して助産師が放った言葉は
「だーまさーれたー」
です。
「そんなに倒れこんで痛がってどんなにお産が進んでいるのかと思ったら、まだ2指じゃない」
と。
「いつもはこんなとこでそんな風にならないでしょ、そんな弱虫じゃないのになー」
と繰り返し言われました。

もうその段階から胎児の心拍は低下しており、助産師も気にしていたようなのですが、私が大袈裟に過強陣痛の様相を呈しているせいで呼吸が悪いからだと考えているようでした。
私は正気を保つのに精一杯の状態なのに
「ほら、もっと息を吸って!ハーハーばっかりだからあかちゃん苦しいってよ!」
と繰り返されるのみ。
気が遠くなるのでなんとか我を保つために眼を見開き、息を吸わねばとやっていると
「こらっ、しっかり!」
と何を勘違いしたのか頬を張られました。

無理に立ち上がると、下着が真っ赤に染まっているのが見え、その瞬間ザーッと水が出ました。
助産師も
「破水だ!」
と言いましたがその後
「あれはおしっこだわ」
と言い直していましたね。
何の感覚もなかったのに、そんなばかな・・・。

確かに、初産の時からの付き合いで慣れ親しんだ仲だけれど、これは余りにもお粗末な判断の連続ではないのか。
そして、それが6時間も続き、耐えられずいきむと
「まだよ~、こっちにも準備が・・・」
と。
「早く出してー!」
と叫ぶと
「うるさい!」
と怒鳴られました。
後から
「あなたはヒステリー症候群になっていたわね」
と言われました。

出てきたあかんぼうは仮死。
『なんで!?』という風に慌てた様子の助産師は、飲んでいると思われる羊水を吸引しながら
「おねがい~」
とパニックのようになっていました。
私はただ呆然と・・・お手伝いの方と部屋に取り残され、後産の処置などもなし。
もっとも胎盤はあかんぼうといっしょにすごい勢いで出てきてしまいましたが。

暫くして「だめだった」と電話があり、病院から戻ってくると、「力が及びませんでした」。
後にも先にもこの一言だけです。

後は
「こうなるようプログラムされた運命だった」
「6人は無理ということだった」
「3人(私とつれあいと助産師)の重い十字架として受け止めましょう」
など・・・
私の家庭内の諸問題が今回のお産をこんなふうに尋常でないものにしてしまった原因、というような話。
そればかり。

後に医師からの『胎盤剥離を起こしたのでは』という話を電話で伝えると
「その話はもう・・・(いいでしょう、言ってもしかたないでしょう、やめましょう)」
です。
「産後1か月検診に行ってね」などの電話では、私が様々な、情けない対処や判断ミスに怒りを覚えているとは思っていないのか、以前と何も変わらないかのような雰囲気です。

「判断ミスを認めて、謝れ!! 自分のだらけきったお産の介助のために、あの子は亡くなったんだ、と思い知れ!!」
私の心の中で渦巻いている感情です。

私に知識があったならこうならずに済んだ-ずっと思っています。

ぐったりしたあの子、一度も目を開けることがなかったあの子、私が助けてやれなかった、かわいそうなあの子。
バカな自分のせいで死んだあの子。

ごめんなさい。

結局、自分のせいでこうなったと思うしかないのか。
でも私はそれで済んでも、犠牲になったあの子はどうなるんだ、と罪悪感を覚えます。

---

このメールを頂いてからも、今日にまで何度もメールでやりとりをしています。
私からの質問にもお答え頂き、お子さんを亡くされて辛い日々の中、必死に生きていらっしゃいます。
これ以降に頂いたメールの中には、更に助産師の方の発せられた酷い言葉が綴られていますし、対応に問題を感じることが多々出てきています。
徐々にそれらのお話も当ブログで紹介していきたいとおもいます。

天国で琴子のお友達が増えるのは嬉しくないです。
琴子は寂しがるかもしれないけど、天国に子どもは少ない方が良いです。
でも、今回もこうやって天国で琴子にお友達が出来てしまいました。
琴子が寂しいのなら早く私がって逝きたいけど、生きるというのはそういうことでもないようで、親としては申し訳のない日々です。
寂しくおもわないでね、琴子。
お母さんはずっと一緒にいるから。

開業助産師の方にこの苦しみが解れば良いのに。

人の子なら、死んでも構いませんか?
人の子が死んでいくのを目にして、何も感じませんか?
言い過ぎなのかもしれませんが、それでも足りないくらいに私は悔しいです。

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No title

余りにも悲しいお話に頭と心が混乱し、どう感想を述べるべきなのか分かりません。
ただ勇気を持ってこの話をして下さいましたお母様と、この場を与えてくださった管理人様には感謝するばかりです。

例えばmixiなどでも、ハイリスク妊婦でありながら助産院や自宅での出産を希望する方のコメントを目にすることがあります。それに対して医療関係者の方や、素人でも勉強している方からは反対の声があがりますが、そんな時でも「大丈夫」「友人は大丈夫だった」という無責任な擁護の声が上がることが多い。
マスコミによる自然出産賛美、芸能人のファッション感覚的な出産に対するエッセイへの賛美等、社会を取り巻く状況は一方の方向だけを向いているような気がしてなりません。そして一部の(あくまで一部だと信じています)助産師はそれを利用しているのではないかと懸念を抱かざるを得ません。

No title

赤ちゃんのご冥福をお祈りいたします。
そして、haccaさん御夫妻の心の安定を願います。

安全という観点からはすべての分娩が産科医療の管理下に置かれるべきと思いますが、医療費を抑制することばかり考えている昨今の医療行政を見る限り、今後避けられたはずの不幸が増加するのは止められないでしょう(出産に限ったことでなく)。

No title

初産なら胎盤早期剥離が起きないとは限らないですし、
病院で、モニター監視下であっても、剥離が起きるときは起きます。
剥離が起きてから手術まで、時間がかかってしまうこともあります。
このお方が、病院分娩していたら、赤ちゃんは助かった、とは言えません。
胎盤早期剥離は、赤ちゃんの命が失われることが非常に多いのです。
むしろ、自宅分娩で早期剥離が起きたのに、母体が助かった、のは、非常に幸運ではないでしょうか。
亡くなったお子さんが、せめてお母さんだけは助けたい、と思って守ってくれたのかも知れませんね。

胎盤早期剥離のとき、いきなり強い陣痛が来て妊婦がころげまわるように痛がる、のはよく見ます。
このお方は6人目ということで子宮口が開きやすく、
過強陣痛でも子宮が破裂しないで子宮口が開いてくれたのではないでしょうか。
これが初産なら、硬い子宮口が開かず、赤ちゃんが子宮内で亡くなるのみならず、子宮破裂がおきて摘出せざるを得なくなった、可能性もあります。

今、お母さんが無傷で(子宮も無事で(生きていらっしゃるのが奇跡のようなお話です。

お産は怖いですね。
経産婦さんのお産は軽い、と考えがちなのは、一般人も看護師、助産師も、産婦人科医師でもよくあることです。
どんなお産も軽視しないで、大事にひとつひとつ、見守らないとダメ、ということでしょう。

大変にお気の毒です。
ただ、病院で産めば助かったか、といえば
やはり、助からなかったかも知れません。

No title

皆様、いろいろな意見を伝えて下さってありがとうございます。
今回の場合、病院で産んでいても助からなかったかもしれない、というお考えにはほっとする面があるのです。あの子が死んでしまったことについて、助産師と私の会話には、助産師にはどうしようもない問題で問題があったのは私なのだというニュアンスが多かったので。私がどんなであろうとこの場合は助けられなかった可能性が高いと言われたほうが救われるのです。
注意深い判断と最善の努力の結果であるならば私の中に怒りは湧いてこなかったでしょう。払えない疑問も湧かなかったでしょう。
そして助産師が、自分のとった様々な行為を詫びていたなら、このやり切れない思いも湧かなかったかもしれません。

No title

琴母さんに今回のことをお話なさるのも大変なことだったでしょうに、
さらにコメントをお書きになるなんて
とても勇気のあるお方なのですね。

そう、考えてみたら、5人ものお子さんを育ててきたお方ですもの、
何があってもいつまでもくじけていられない立場ですね。

それでもわが子を失うのはつらいことと存じます。
お悔やみを言わせてください。
お疲れ様でしたね。

胎盤剥離には、おなかを強くぶつけた、とか
もともと羊水がとても多かった、とか、中毒症がひどかった、など
原因があるものもありますが、ほとんどは原因不明です。
順調な妊娠の末に胎盤剥離を起こしてしまう方々もたくさんみてきました。

誰が何を言っても、そうなのです。
あなたさまに、落ち度はありません。
病院で産んでいたら、と思われるかも知れませんが、
これまで何人か自宅分娩してきた方でしたら
「きっと今回も大丈夫」と思うほうがふつうでしょう。

そういうあなたさまに「多産になるとかえって危険だから病院で産めば?」と
医療従事者が言うべきだったのです。

どうぞ、ご自分を責めないでください。
誰が悪いのでもないのです。

説明不足や言葉の不足もあったでしょうが、
立ち会った助産師さんも、決して「悪い」わけではないと思います。
早期剥離は、突然起きる交通事故のようなもので
予想もできず、避けることもできないのです。

No title

琴子ちゃんのお母さん、こんにちは。ご家族の皆さん、体調がもどられたのでしょうか。

haccaさん、勇気を出してお産のことを振り返って伝えてくださってありがとうございます。

胎盤早期剥離ということでは、suzan先生の書かれたとおりのことだと思います。

なぜこの助産師が、haccaさんの分娩経過中の変化や赤ちゃんが亡くなったことに対して、それこそ「心を寄り添わせる」ことができないままでいるのでしょうか?
自宅分娩でなくても、医療機関でのお産でも時にこのような対応がのちのちのご家族との関係に深い溝を残してしまいます。

分娩経過中のhaccaさんが痛がっている様子を「異常が起きているのではないか」、心音が落ちていればCTGをつけて確認しよう(当然持っていないでしょうが)と慎重になれば、また何か違った経過になったのではないかと思います。たとえ、早剥で赤ちゃんは助からなかったにしても、信頼関係は保てたのではないかと。

「自然で大丈夫」「お産を楽しく」「自分らしいお産」など、助産師側のお産に対するイメージが強すぎると、異常を表現していることを見逃してしまうのかもしれません。
また、以前も書いたように、10年の経験では想像もしなかったようなお産の怖さを20年目にして初めて知るようになる・・・。経験を重ねれば重ねるほど、怖くなり、より慎重にならざるを得ないと実感しています。その助産師は「異常にきちんと対応できなかった」ことへの反省や責任感よりも、別のプライドの方が勝ってしまっているのではないかと思います。ある程度の年齢や経験年数になれば、誰も助言する人はいないので自分で謙虚になる以外、自分を変えることは難しいことですね。

現在のように、卒後10年前後の人たちや、一旦臨床から離れている助産師に「自然はいい」「助産師は一人でお産の介助ができる、それが自立した助産師」のように、助産師のアイデンティティを守ろうとするような方向が強すぎる風潮は危険だと思います。

琴子ちゃん、そしてhaccaさんの赤ちゃんから、私たち助産師は謙虚に学ばなければいけないのです。


あと、頻産婦さんのお産の怖さは、弛緩出血も多いことです。
また、年齢も上がっていくので、予期せぬことは多々起こると思います。

まとまりのない文章でごめんなさい。

No title

あまりに凄絶で、悲しすぎる話に、いったい何と申し上げてよいのか……。すでに皆様仰っておられますが、私もhaccaさんの勇気に、敬意と感謝を捧げると共に、亡くなられたお子様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

以前からつきあいのある助産師さんだということで、余計に辛いことですね。信頼して任せていたのに、裏切られたようなお気持ちになられるのも無理ないことだと思います。

私の友人にも、子どもをたった二日で亡くされた人がいます。病院側の説明では「乳幼児突然死症候群」だったとのことですが、とにかく責任を回避しようという態度がみえみえで、二重に傷ついたとのことです。訴訟を起こすことも考えたが、何をしても子どもは戻ってこないと思い、示談に応じたそうです。彼女が言った言葉が忘れられません。
「お金が欲しいわけじゃない。死んだ子を返して、とも言わない。でも、あの子が死んだ日、新生児の観察を担当していた看護師には、一言謝ってほしかった。顔さえ見せなかったことがどうしても許せない」

件の助産師さんも、怖かったのかもしれません。自分のせいだと思いたくない、思われたくない一心で、haccaさんのお気持ちに寄りそう余裕がなかったのかもしれません。冷酷非情な悪魔というわけではなく、人間であるからこそ、問題から逃げる、目をそむけるという方に走ってしまったのでしょう。

人間は弱い。全能な人なんかいない。どんなに経験のある助産師でもどんなに健康で丈夫な妊婦でも、100%の安全はあり得ない。
どんなに周到に準備しても、力を尽くしても、どうにもならない場合もある。
そういうことを、この助産師は考えたことがあったでしょうか?
この件に真正面から向き合わないで、どうしてこの先、助産師という命に関わる仕事が続けていけるでしょうか?

本当は、自分から気付いてほしい。自らの「命への向き合い方」に問題はなかったか、考えてほしい。思わず逃げてしまった、自らの弱さを見据えて、その同じ心でもう一度考えてほしい。私は多分考えが甘いのでしょうが、助産師という、命を扱う職業を選んだ人間の、最後の良心を信じたい。琴子の母さんの例からして、望み薄いことはわかっていても、祈らずにはいられません。

No title

hacca様、大変な痛みと苦しみのお産の末に、赤ちゃんがお亡くなりになったこと、心よりお悔やみ申し上げます。

私は2人目を自宅出産しました。助産師から、お産の前にお風呂入って身体を温めるよう言われ、「妊婦は本能的にお風呂から上がって産むものだから」と聞かされていたのですが、私は、そのままお風呂で出産し、後になって、ひどい腹痛と熱が出て産褥熱と診断されました。出産時や産後の入浴のときに、助産師が「どうしてもこれがないと怖くてお産ができない」と持ち込んだジェットバスを使っていたのですが、水アカがでていたことに気づき、何年も消毒していなかったことが後になって分かりました。

私のときは、お風呂につかって2時間余りで産まれたのですが、入浴前に一回だけ、内診と分娩監視装置つけたのみで、後はずっとお風呂に入りっぱなしで、助産師は時々様子を見に来る程度で、一度も子宮口や胎児の心音などは、みませんでした。最後、産まれそうになったときにはいましたけど、側にずっとついていたのは家族でした。分娩後、私は後陣痛に苦しんでいましたが、助産師達は隣の部屋で私語をしながら、飲食している様子でした。高い分娩費を払い、助産師は何のためにいたんだろうと思いました。

後になって、狭いお風呂の中、私が急変したら、助産師はどうするつもりだったのか、胎児の心音もきかないで、どうやって異常の早期発見に努めるのか、と思いました。助産師は、「あなたが前回の病院のお産があまりにも辛かったと話していたから、今回は希望に沿って安楽を優先したのだけど、認識のずれがあって、本当は安全を第一に考えて欲しかったことが後で分かった」と話していました。安全が一番だとわざわざ伝えなければならなかったのか。

助産師が異常を判断できない、対処できない、ただいるだけ、そんな経過の中、haccaさんが赤ちゃんを亡くされたこと、とても心が痛みます。助産師の言葉遣い、対応も読んでいて辛くなりました。悔しいです。

このお産が一般の医療と比べて、外れているのか、そうでないのか、密室で行われているため、妊婦自身が問題に気づかないと問題にもならない、自宅出産は、そういう危険があるかと思います。

皆様、ありがとう

コメントを下さった皆様、ありがとうございます。何度も何度も読み返しています。

ふぃっしゅさん

この助産師が慣れ合いに頼らず、親しいからこそ分かる「いつもとは違う様子」に反応してくれていたら、と思います。この助産師を過信していました。

さくこさん

お友達のセリフそのままです。そのお友達の気持ちを思うと悲しくてたまりません。この助産師から「早剥を疑えなかった、申し訳ない」という言葉があったなら。それがあったなら。何度も思いました。

ちまちゃんのお母さん

「そこにいるだけの助産師」・・・。無事であったお産なら、お産のプロである助産師がそこにいてくれると思うだけで心の安定につながるのですが。
しかし何かあった時、結果的にいない方がよかった存在になってしまいます。この助産師を頼ったために、私は自分の中の「異常」のサインを我慢してしまいました。残念です。

No title

haccaさん、さくこさん、ちまちゃんのお母さん、そして琴子ちゃんのお母さん、こんにちは。

それぞれのお話、重く心に響いています。

医療の場での謝罪、判断が難しい場合があります。
たとえばさくこさんのお友達の件ですが、詳細がわからないのでイメージをしながら考えたことですが、この看護師個人の責任にできない場合もあります。新生児室担当でも、規模によっては病棟業務の応援をしなければならないところが多いと思います。わずかの時間に目を離さなければいけない状況でお預かりした赤ちゃんの死亡事故が起きた場合、そのスタッフの不注意や過失というよりも人員不足や無呼吸センサーマット使用など異常の発見にとのような対応をしていたか、病院の管理システム的な問題が問われることだと思います。

また、新生児の生後2~3日は母胎外生活への適応期間で、問題のない赤ちゃんでもふと気づいたら真っ黒になっていて、あわてて刺激して戻った・・・ということは、比較的多く遭遇します。
何が問題だったのか、結局は原因不明としかわからないこともあります。

ですから病院によっては、事故に遭遇したスタッフを直接ご家族に会わせない判断をするところもあると思います。スタッフ自身はご家族に直接謝罪したい、自分がいたらなかったことを誤りたいと考えていても、病院側では、その個人の責任にするような謝罪の方法はスタッフを守るためにも避けたいと思う場合があると思います。

haccaさんやちまちゃんのお母さんの状況になると、話は別だと思います。
個人でお産を請け負っているのですから、真摯な態度で、直接謝罪する姿勢は求められると思います。たとえ、誰にも救命できないような事態だったとしても、それまでの健診を通じての人間関係を考えると、謝罪することは大切だと思います。


ここからは、独り言と思って読んでくださいね。
私も、怖い、悲しいお産の経験があります。おそらく、誰がその時に勤務しても同じ状況だったと思います。
でも自分を責めて、その時は立ち直れないかと思いました。
なんと大きな罪を背負っていくことになるのだろうと。
医療とは関係ない仕事を選べば、人生は違っていたのに・・・と。
今も、仕事が終わると、「今日は無事に事故もなく終わって良かった」と、ただただ感謝です。
でも、ありがたかったのはあの時に一緒に働いていた先生方やスタッフが、静かに見守ってくれていたことです。個人の責任だけを問えない状況が、医療の場にはたくさんあります。せっかく資格をとり、経験を積んできた大切なスタッフを大切にしたい。事故に遭遇した経験もまた、次に生かしていくことが医療を良くしていくことにもつながります。
膨大な医療に関する知識や技術を完全に習得することは、不可能です。
何年やっても、自分の知らないこと、自分の未熟さ、経験不足を感じひやりとするなかで、学んでいます。





No title

ふぃっしゅさん、私の友人についてまで思いやってくださって、ありがとうございます。

友人ですが、今は三児の母としてたくましく暮らしていらっしゃいます。その病院や看護師のことを現在どう思っているかは、聞くに聞けないことではありますが。
私自身、この話を聞いた当初は若かったですから(十年ほど前でした)一緒に憤慨したものですが、今では、ふぃっしゅさんの仰るような病院側の立場も、ある程度理解できるつもりでいます。(親子孫までかかりつけ、という人もいる、きわめて評判の良い病院だということも踏まえ)
あくまで病院側としては「個人の重大な過失」ではなく不可抗力であった、ということを強調したかったのだと推測されますが、それが彼女にしたら「責任逃れ」「冷たい」と映ったのかもしれません。
ではどうしたらよかったか? 子どものために一緒に涙を流す、面と向かって謝罪する、それで納得がいくかどうか……本当に微妙で難しい問題だと思います。自分がいざ同じ立場になって、相手の医療関係者がふぃっしゅさんのような誠実な方ばかりであったとしても、誰も責めず憎まずいられるかどうかは、正直自信がないです。ただ、お互いの非をあげつらって罵りあい傷つけあうようなことは、出来れば避けたい。

医療を受ける側としては、もし何か不幸な事態が起こった場合、当事者からきちんとした説明を受けたい。謝罪の責任の、という前に、まず事実がどうであったかを知りたいです。自分の家族に何が起こったのか、どういう理由でそうなったのか、問題点は何だったのか……今後、それは改善されていく見込みはあるのか。

件の助産師にも是非、聞いてみたいことです。助産師という仕事に限らず、どんな仕事でも「悪い結果から学ぶ」ということは必要なはずです。もしそういうことを考えるつもりがない、考える能力がない、というならば、助産師どころかどんな仕事もする資格はない、と断言します。






No title

謝罪にしても助産師の態度・対応にしても、病院勤務か開業かを越えて大きな課題だと思います。

ただ、人間関係がうまくいっていて助産師も心から謝罪して、お母さんも納得された場合、民間療法的なことを取り入れたり医療処置が遅れやすい助産院や自宅分娩でのその対応がどうだったのか、ということを問題にされないままになる可能性が高いと思います。
ちまちゃんのお母さんのコメントの「このお産が一般の比べて外れているのか・・・(中略)、自宅分娩はそういう危険がある」と書かれていることが、そういうことだと思います。

また、助産師会のガイドラインを遵守しなくても責任を問われることもないのであれば、もう少し拘束力のある内容にしていくのが職能団体のリスクマネージメントではないかと思います。

それにしても、haccaさんやちまちゃんのお母さんの書かれている助産師の態度には、「あたたかいお産」のようなイメージで語られることとは大きな差があり驚きです。

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プロフィール

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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