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2009-08-07

助産所からの搬送という事実

コメント欄でふぃっしゅさんから教えていただき、早速拝見しました。
ロハス・メディカルブログ 2009年8月2日記事
ニュース~医療の今がわかる 「まず助産所の嘱託医との連携を」-スーパー総合、助産所からの搬送ケース
2頁あります

上記ブログより
日本産科婦人科医会の報告書によると、2005年にあった助産所からの搬送301件(うち54件は新生児搬送)の中で、救命処置が必要だったなどの重傷ケースが29.9%あった。妊婦が死亡したり後遺症が残ったりする状態になったのは9.7%。新生児搬送で救命処置が必要だったのは26.0%あり、死亡や後遺症が残る状態などになったのは26.4%だった。嘱託医を介さない搬送が約8割を占めた。
前から助産所からの搬送は多いって聞いていたし、具体的な数字も同じように聞くのですが、どうでしょうか、本当に多いですよね…


嘱託医を介さない搬送が約8割を占めた-嘱託医がいるから大丈夫っていう常套句がありますが、嘱託医では間に合わない状態まで搬送をしないでいてしまったという結果も少なくはないようにおもいます。
実際に、嘱託医に対しては、開業の義務のためだけに頭下げて、普段は医療を批判する姿勢がある助産所の話も多く聞きます。
嘱託医を介さない理由は色々とあるとおもうのですが、嘱託医がいるから安全だというような説明が多くなされている中、2頁目
[山村節子委員(日本助産師会東京都支部支部長)]
8の症例に関してですけども、搬送までの時間帯が55分程度で一番長いんですね。しかも直近に入っているにもかかわらず長くかかっているということ。すみません、私も把握していなかったんですけども、よく会員から言われるのは、総合周産期に電話すると、よく『嘱託医、または嘱託医療機関からの方もう一回電話を下さい』と言われるという、大変無駄なことをやらされていて時間がかなりかかっているということがあるのですが、この事例に関してはどうだったのかということです」

という事実を助産所がどれだけ妊婦の方へ説明されているかという疑問です。

嘱託医では間に合わないという事態がいきなりくるということもあるかとおもうのですが、なるべく嘱託医にはとか、なるべく医療にはという否定的な気持ちがあって搬送しないようにしているということが、最悪の結果もしくはそれに近い結果を招いているということはないのでしょうか。

お産は何処で産もうと、100%安全になるということはありません。
子供の死や母親の死がゼロになることもありません。
助産所だけが危険だとはおもわないし、言ってもいません。
でも、助産所や自宅だからこその危険性はどこかで、あえてその危険性は必ず語られるべきだとおもいます。

マスコミは助産所を美化することばかりです。
それを見て助産所に行った人は、理想を持って行きますから、疑いもなく聞こえの良い説明ばかりを鵜呑みにし、こういう事実があるということを知らないままにいます。
美化されている上に密室の行為…「産み方が下手だった」「あなたの息み方が悪かった」といわれてしまったのは、私だけではないのです。
他の方からも、悪かった結果に対して助産師から言われたと聞いています。

こういう記事がきっかけになって、自己責任という蓋をされた事実がもっと公になり、助産所分娩を選択する方にとって情報として届くことを祈っております。

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今回のやりとり

この一連のやりとりの中でより問題と考えられるのは、山村節子委員の発言よりも、その次の杉本充弘委員の
「この事例はシステムというより助産所がガイドラインを遵守していなかったということで問題にさせていただきたいと思っていたケース。むしろ嘱託医と全く連絡も取っていなかった。連絡を取らずに独断で子宮収縮剤の点滴をされたりしていて、搬送されているんですね。事例そのものが低位胎盤ということでリスクのあるケース。かつ、嘱託医と連絡を取らないで、いろんな処置をして、出血のコントロールができないということで連絡を受けている。ガイドラインを遵守しているということであれば、連絡を受けてから嘱託医というもっとその以前に嘱託医との連携が当然あってしかるべきだった。この症例は全くなかったということで、あとで助産師会方で、むしろ内部で検討して頂きたいなというふうに思っています。」
だと思います。

ガイドラインを遵守せず(しかも、助産師会で自ら決めたガイドラインです)、嘱託医と連絡を取らずに医療との連携を自ら拒んでおきながら、出血多量で困ったとなると周産期センターに丸投げして尻を拭かせる(しかも、山村委員の発言は「助産院が困って電話しているのに、周産期センターが嘱託医がどうのと四の五の言って受けようとしない」と周産期センター側の責を問うような発言に聞こえます)。助産院側がそういう態度である限り、受け入れ側としては態度を硬化させざるを得ません。

この場は岡井先生がやんわりと入られたので紛糾せずに終わりましたが、助産院も周産期医療チームの一員としての自覚をきちんと持ち、個人プレーに走ってチームの和を乱すようなことをせずに、本当の意味で妊婦さんの希望と安全を達成できるようなシステムが構築されていくことを願います。

一産科医さんへ

こんにちは。

杉本弘委員発言の中の
> 「連絡を取らずに独断で子宮収縮剤の点滴をされたりしていて、搬送されているんですね。」
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子宮収縮剤の点滴は、搬送前に助産所でしていたと読めるのですが、そうなると違法にはならないのでしょうか。
緊急事態という解釈で容認されることなのでしょうか。


> ガイドラインを遵守せず(しかも、助産師会で自ら決めたガイドラインです)、嘱託医と連絡を取らずに医療との連携を自ら拒んでおきながら、出血多量で困ったとなると周産期センターに丸投げして尻を拭かせる(しかも、山村委員の発言は「助産院が困って電話しているのに、周産期センターが嘱託医がどうのと四の五の言って受けようとしない」と周産期センター側の責を問うような発言に聞こえます)。助産院側がそういう態度である限り、受け入れ側としては態度を硬化させざるを得ません。
---
最近、ガイドラインが改定されましたが、実際に扱う助産所の助産師の方が遵守しない限り、建前のものになってしまいます。

> この場は岡井先生がやんわりと入られたので紛糾せずに終わりましたが、助産院も周産期医療チームの一員としての自覚をきちんと持ち、個人プレーに走ってチームの和を乱すようなことをせずに、本当の意味で妊婦さんの希望と安全を達成できるようなシステムが構築されていくことを願います。
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私も同様に願います。
しかし、ホメオパシーを扱ったりすることをみても、周産期医療チームの一員という自覚以前に、医療批判という実態=医療外という自覚の助産所も多く、まだまだ問題を多く感じます。
どうしたら問題に気付いてくれるのでしょうか、まだまだ被害者が必要なのでしょうか…

No title

琴子ちゃんのお母さん、こんにちは。

今回の記事で一番感じたことは、助産師学生の教育の段階から、どれだけこのような安全性の問題についてきちんととりくむ必要があるかということでした。

助産院での搬送の現状や統計など、なかなか助産師でも知る機会がありません。きっと怖いことはあると思うのですが、この記事中の周産期センターの先生のコメントのように、結局は受け入れたセンターが最終的な責任を負うことになってしまうので、助産院からの搬送だったか、何が原因だったのか、何を改善すべきだったのかなど、表に出てきません。

最近、日本産婦人科医会が助産院に関するアンケートをはじめ、現状を調査しているようですが、その結果は助産師にはなかなかフィードバックされていないのではないかと思います。
そこには、長年の、助産師対産科医の構造のイメージが、公表して共同で問題解決していく方向を妨げているのかもしれません。
周産期センターの先生方は、かなり言葉を選んでくださっているように思います。

助産師は、分娩の場が医療から遠ざかることによる危険をまず認識することが最優先だと思います。それなくしては、「いいお産」も「あたたかいお産」もないのです。

産婦人科医会報のバックナンバーをみると、かなり助産院関連の記事があるようです。産科の先生方、どうぞ、職場の助産師に、この情報を伝えてください。私たちは、なかなかそういう情報には手が届かないのです。

看護協会や助産師会の方は、垣根を越えて、この現状をきちんと会員に考える機会をつくっていただきたいと思います。

ふぃっしゅさんへ

こんにちは。
今日の栃木は久々に真夏を感じさせてくれました。

> きっと怖いことはあると思うのですが、この記事中の周産期センターの先生のコメントのように、結局は受け入れたセンターが最終的な責任を負うことになってしまうので、助産院からの搬送だったか、何が原因だったのか、何を改善すべきだったのかなど、表に出てきません。
---
その仕組みを、常に不思議におもっています。
これは私たち産む側にとっても不利益だとおもうんです。
助産院からの搬送っていうのが多分、助産院を選択している方たちの想像には皆無に等しい状態だとおもいます。
あんまりにも病院からの報告ばかりなので、まるで事故や死というのは病院ででしか起こっていないという感覚があるんですよね。

>
> 最近、日本産婦人科医会が助産院に関するアンケートをはじめ、現状を調査しているようですが、その結果は助産師にはなかなかフィードバックされていないのではないかと思います。
---
これは私でも聞きたいです。

> 看護協会や助産師会の方は、垣根を越えて、この現状をきちんと会員に考える機会をつくっていただきたいと思います。
---
生まれようとしている命を、産もうとしている命を大事にして欲しいです。
誰かの手柄や思想のためではなく、純粋に命を大事にして欲しいです。
プロフィール

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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