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2005-10-10

子供を失った親への言葉-弐

昨日が“言われて不快”な方だったので、今日は“言われて嬉しかった”ことを思い出していきます。
先にお断りしておきますが、言われて嬉しかった方には何故か宗教色が濃いのが多くありますが、私は特別に強く信心している、特定の宗教・宗派は無く、ただ、昔から仏教には興味があったので、基本は仏教となるとおもいます。
今日の日記で伝えたいことは、決して宗教の選択ではなくて、琴子を亡くした後、琴子のことで“言われて嬉しかった”ことがどんな言葉だったのかです。


『天国では皆、苦しみもなく、幸せに過ごしていると私は聞きました』
これは琴子のことで出会った女性に言われました。
クリスチャンだそうです。
初めてお会いして、それも少し対峙するような立場の方だったのに。
私も天国があると、人間は死んだら天国か地獄か、とにかく魂はあり続けると信じていたので、琴子に未来(天国)があると自然に言ってくれたのことにはとても喜びがありました。

『般若心経を読んでもいいかな?』
私達夫婦が仕事でお世話になっていた先生夫妻、私達からの報せを受け、すぐに駆けつけてくれました。
まだ私達の身内も来ない頃で、先生は仏教の勉強をされていて、上記のように言ってくださり、その場で般若心経を読経してくれました。

『まるでお地蔵さんだね、凄く素敵な顔をしている』
これは上記の先生夫妻の奥さんが言ってくれました。
私は奥さんに「抱いてやってください」と、自分にとってはひたすらに可愛いだけの琴子だったので、深く考えずにそう言ってしまったんです。
奥さんは嫌な顔一つせず、琴子を抱いてくれました。

『私も毎日、琴子ちゃんのことを祈ります』
私の友人夫婦が遠方から来てくれて、帰り際に言ってくれた言葉。
彼女もクリスチャン。
自分以外の人が毎日琴子を想ってくれるなんて、とっても嬉しかった。

『私の信心している神様に、毎日琴子ちゃんのことを祈らせてください』
これは義兄の実家が電話をくれて、言ってくれた言葉。
これまたある宗教を信仰している。
どんな宗教でも神様でも、琴子のことを祈ってくれることにはひたすら感謝している。
この気持ちはいまでも変わらない。

『うんうん、天国は楽しいって言っているよ』
友人の子供(当時確か小学2年生の男児)が琴子の写真を耳にあて、言ってくれた言葉。
凄く嬉しかった。

『これで琴子ちゃんに靴を買ってあげるよ!』
琴子を見送ってから1年ほど経った頃、甥っ子(当時6歳)が小さいお財布を大事にしているのを見て、「オバチャンに何か買ってよ」と言ったら上記の言葉を返してくれた。
どうして靴かというと、それ以前に私が甥っ子に
「琴子には靴を持たせてあげられなかったから、靴をあげたいんだ」
と言ったのを覚えていてくれたから。
お財布の中には100円にも満たない小銭だけが入っていたのだけど、甥っ子の琴子への気持ちが熱くて嬉しかった。
甥っ子は私に琴子の話をすると喜ぶとわかっていて、身内の中、唯一琴子の話をしてくれる存在だった。
不思議だね、リンズが生まれたら琴子の話をしてこなくなった。
流れを、子供ながらに持っているんだろうな。

『泣いた顔も見たかったし、目を開けたらどんな感じだったのか、知りたかったよね』
普段はあまり会うことのなかった友人だったのだが、琴子の後、外へ出られるようにと誘ってくれて、買い物に連れて行ってくれた。
道中、私が『思い出がないだけマシと言われることが辛い』と、この友人がどう返事をしてくるか怖かったけど、堪えきれなくて言ってしまったら、私の気持ちを理解してくれていたことがわかった。

『子供だって、親の幸せを祈っているんだよ』
先に出た先生の奥さん。

『琴子ちゃんに会いに行くよ』
遠方から友人が来てくれると電話があり、もう琴子はお骨になってしまっていたんだけど、“琴子に会う”という表現がとにかく嬉しかった。
人として扱ってもらえることは、無条件に感謝していた。


言葉だけじゃないです。
私の家に来てくれる度に、今でも友人達はお線香をくれたり、ときにはお土産をくれたりして、琴子は寂しくないんだなぁと、羨ましく感じることさえあります。
うちに来る度に「琴ちゃ~ん」と、琴子の位牌に手を合わせてくれる友人。
お盆や命日に、親以外にいまでも手を合わせてくれる人がいること、とっても感謝しています。
ありがとう。

まだまだ素敵な言葉、励ましてくれた言葉、癒してくれた話などは他にもあります。
また機会をみて、紹介していきたいです。


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Re:子供を失った親への言葉-弐(10/10)

マイナスがあれば、プラスもあるってことですね。

わたしが一番残っているのは。

1は永遠です。どんなに短くとも。

この言葉を贈ってくれた方は、もう亡くなってしまいましたが。わたしを救ってくれた言葉でしたね。



捨てる神・拾う神・・・

表裏一体だけど・・・対極して必ず癒される言葉ってあるんだよね・・・それは琴子ちゃんを対人間としてみていている人たちかそうでないか・・・



どのような結果であっても・・・琴子ちゃんの写真を見たときに・・・「目が開いた姿を見たかった」って私も思ったの・・・^^ きっと・・・顔の輪郭はママ似で目はパパに似ているんじゃないかなぁと個人的には思いました^^



ステキな言葉が一杯ですね

私は、大切な人を亡くしてしまったとき、

私にも過失があると、どう償えばいいのかと泣きながら途方にくれていたとき。



彼のお母さんが「この世での一生の時間は、あの世では一瞬だから、あなたはゆっくり一生をまっとうしても、待ちくたびれたりしないから、会えるから大丈夫」って言われて、本当に嬉しかった。



言葉って使い方によってはすごく残酷だったりするから、琴母さんの日記はいつも涙しながら読んでるけど、

傷つけることになってしまっては不本意だから、なかなかコメントつけられないでいます。



でも、いつも、琴子ちゃんと琴母さんに感謝する気持ちは薄れずにいるよ。

ほんとうに

あたたかいことばたちですね。

目頭が熱くなります。



でも、「言葉のむずかしさ」も感じます。

私は割とあまり物事を熟慮しないうち、その時の感情を表に出してしまいがちなので、きっと本意ではなくてもふとした発言でだれかを「え?!」と不快にさせたりしていることも多いんだろうなって、昨日今日と琴母さんのお話を拝見して、考えています。

できるだけネット上で発言する時は、時間をかけて丁寧に言葉を選んでるつもりだけど、実際目の前の人たちと話すときも、やっぱりちゃんと言葉を考えないとなって思う。

ただ、「言葉のえらびかた」ということにこだわりすぎると何だかウソっぽくなっちゃうもんね。

それ以前に、ちゃんと目の前にいる人の状況や気持ちに寄り添ってあげられる自分でありたいと、思います。



こうした、あたたかいことばを琴母さんや琴ちゃんにかけてくれた人達は、みんなうわっつらじゃなくちゃんと心に寄り添ってくれた人達。そう言う人達の言葉はやっぱり、心に響きますよね

Re:子供を失った親への言葉-弐(10/10)

琴ちゃんに琴母さん、素敵な言葉もらってたんですね。

ほっとしました。

この間のような言葉ばっかりじゃ辛すぎるから・・



こういう素敵な言葉を贈ってくれた人は、

決して琴ちゃんのこと忘れたりしないよ。

Re:子供を失った親への言葉-弐(10/10)

いつも琴子の母さんの日記を読んで、いま感じているこの気持ちを伝えたいと思っても、うまく言葉になりません。



なんというか、慰めの言葉にもいろいろで、本当に相手の気持ちに寄り添っていない言葉は、やはり気持ちを傷つけることも多いような気がします。

反対に、なにも言葉にしなくても、ただそばにいて話を聞くだけでも気持ちって伝わるものですよね。

あえて言葉にしなくてもいいのに、どうしてそこで余計なこと言うのかなあ、ってことも多いのかも。



どうせなにか言われて泣くなら、傷ついて泣くよりうれしくて泣きたいですね。

癒してくれた言葉もあったんですね。

良かった~。

傷つくだけでなく、温かくなる言葉達も

いっぱいあったんですね。



心から出た言葉達は響くんですよね、心に。

Re[1]:子供を失った親への言葉-弐(10/10)

☆ねこのこ☆さん

言葉って凄いですよね。

たったの一言で人を殺すことも出来る。

でも生かすことも出来る。

私の言葉も大事にしたいです。

Re:捨てる神・拾う神・・・(10/10)

トンママ8101さん

私の中では琴子はずっと目を瞑ったままです。

目を開けた琴子を見たかったけど、今はそうおもわなくなりました。

なんか、私の中では目を瞑っているのが琴子なんですよね。

こうやって月日が癒してくれているのかもしれませんね。

Re:ステキな言葉が一杯ですね(10/10)

ばっきー♪さん

ばっきーさん、私が傷付くことを恐れられず、どうぞご意見をたっぷり遠慮なくください。

お互い、もし傷付けあうことがあった場合でも、私は話し合うことが次に大事なことだとおもっているので、意見が違っても当然、是非、これからも一緒にいて頂けたら嬉しいです。



あの世では一瞬…嬉しいですよね、うん、前を向いて歩いていこうっておもえました。

Re:ほんとうに(10/10)

まいっちんぐ1025さん

私も同罪であると自覚してもいます。

私が誰のことも全く傷付けずに生きてきていたわけではないと、自分自身でもわかっているので、自分がされたことだけで物事を計れない。

ただ、やっぱり子供を失った人間に言って欲しくないなぁと、今日もどこかで誰かが傷付く可能性があるのなら、私の話を聞いて欲しいとおもって書きました。

だらか、自分でも学習していくべき課題だと感じました。



ここは自分を含め、子供を亡くした方や出産に関しての話題が主だけど、伴侶を亡くした方や突然の家族の死とか、恋人の死とか、とにかくこの世には自分では経験しないことが多くあって、私の頭では追いつきません。

でもやっぱり悲しいという感情に他人は入り込めないって感じます。

あぁ支離滅裂…もっと上手に言いたいのに。

また別の機会にこの件、チャレンジして伝えたいです。

Re[1]:子供を失った親への言葉-弐(10/10)

くまぴょんの妻さん

捨てる神あれば拾う神ありなんですね。



素敵な言葉は今でも宝物です。

そして、救ってくれた薬です。

Re[1]:子供を失った親への言葉-弐(10/10)

たっくんさん

>あえて言葉にしなくてもいいのに、どうしてそこで余計なこと言うのかなあ、ってことも多いのかも。

いやぁ、本当にこの手のこと、多くありました。

慰めたいとおもってくれているのかもしれないけど、受け入れられませんでした。



新潟の震災のときに、日本全国から救援物資が届いたけど、その大半がいらないもので、扱いに困っているっていう報道がよくありましたよね?

まさにあれなんです。

言葉もああなんです。

なんでもくれれば喜ぶってわけではないんです。

でも相手が善意でしてくれているとおもうと、文句は言えなくなってしまうんですよね。

仮にモロに悪意が見えても、その他大勢の人のことまで言うことになってしまう可能性があるから、結局言えないんです。

Re:癒してくれた言葉もあったんですね。(10/10)

ぶろっこり~さん

>心から出た言葉達は響くんですよね、心に。



はい、実に深く響きます。

今でも友人知人がくれた優しさとかを思い出してはじわっと熱いものがこみ上げてきます。

だから今日も元気でいられるって、本当にそうなんですよね。

プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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