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2005-10-30

大好きだったオカマチャン

23歳で亡くなってしまったオカマチャン。
私の母方の従姉妹(肉体的には従兄弟だな)で、私達の血筋とはおもえないくらいのベビーフェイスで可愛い顔をしていた。
誰とでもオホホホーとオカマの王道の笑い方で場を和ませていた。
7年前になるが、彼が23歳の初夏の頃、自室のベットの上で息絶えていたところを母親に発見された。

彼が20歳のとき、彼の父親が癌で亡くなった。
叔父のご霊前で私とオカマチャンの二人きり、1時間近く語らっていた。
「琴母ちゃんにだけは言うけどね」
と、あらたまるから何事かとおもっていたら、
「僕ね、同性愛者なんだ」
と、多分親戚一同、殆どの人が気付いていたのにあえて言うからちょっと可笑しかった。
「ホモとかでもないんだよね、僕は“オカマ”なんだろうね」
と言って、その後しばらくはオカマの定義で話が盛り上がった。
「自分がこう(オカマ)だってこと、お父さんにだけは最後まで言えなかったの…」
と、それだけが心残りなのだと言っていた。
「大丈夫だよ、叔父さんは今はもう超人の世界にいるんだもん、気付いているし、見守っているよ」
と言ったのだが、叱られてもいいから直接言いたかったと惜しんでいた。
その彼が、誰にも予測の出来なかった速さで天国へと旅立ってしまった。

いわゆる突然死なのだそうだ。
大卒で新入社員として働き始めたばかりの頃で、職場でちょっと具合が悪いからと早退し、自宅の自分の部屋で休むと母親に伝えたまま、そのまま彼は逝ってしまった。
私の実母と実弟がオカマチャンの訃報を受け、家に駆けつけたところ、警察の現場検証がまだだなので遺体は亡くなったときのまま、ベットの上で苦しみもがいている姿のまま死後硬直をしていて、その苦しそうな形相を見たと言っていた。
私はオカマチャンから手紙を貰っていたこともあるし、いつの日かオカマバーを経営したいと言っていたときに、私も手伝うと約束していたことや、私の旦那が好みだとか、当時のオカマチャンの片想いに相談を受けていたことなんかがあるから、すぐにでも駆けつけたかったのだが、旦那の仕事の関係で出掛けていたので、それが叶わなかった。
私の大好きな従姉妹だった。
自慢の従姉妹だった。

気が付けば、オカマチャンが天国に逝ってから7年経つ。
彼がいた頃のままの私がまだそこ等中にいるというのに、彼だけがいなくなっている。
私の中で、オカマチャンは23歳のままで、いつでも
「琴母ちゃん!」
と笑いかけてきてくれるけど、それは全て思い出なのだ。

先日、3年ぶりに叔父とオカマチャンのお墓参りに出掛けた。
叔母さんが足繁く通っていることがすぐにわかる。
供えられた花の枯れ具合、水の腐り具合、敷地の汚れ具合のどれをとっても、1ヶ月も経っていないように感じられた。
叔父さんには申し訳ないことを言うが、叔父さんだけが眠っていたら、叔母さんもここまで頻繁には通わないだろう。
やっぱり叔母さんはオカマチャンの世話をしたくって、今でもあの日のままなのだろう。

オカマチャン、天国でもオカマなのかな?
またオカマの定義付けで盛り上がろうよ。
夢の中でも語ろうよ。
そのときにさ、よかったら琴子を連れてきてよ。


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Re:大好きだったオカマチャン(10/30)

話はまじめなのが伝わってくるのだけど、

『オカマチャン、天国でもオカマなのかな?』

こういうフレーズがつくと不謹慎にも笑・・・・。

ときどき思うんだけど、あの世では性別というものが存在するのかなぁって!?

肉体に性別は必要だったけど、魂にはどうなんだろう。

でも、きっとなりたいようになれるのが天国なんかなぁって思う。

私はスピリチュアルな世界には

かなり疎いのだけど、魂にもキャラクターはあるような気がする。

だからきっと、「オカマちゃんは、天国でもオカマ」なんだと思う。



若い頃、福岡のオカマバーに行ってたことがある。基本的に女の子がいるようなところでは飲まないのだけど(女性の接客は却って疲れるし、あれはそういうのが好きな男性が行くところだし)、オカマバーは異空間って感じで楽しめる。

それに福岡のオカマバーなんと言っても安かった。そして彼女(?)たちはほんとに「聞き上手」で、なんだかつまらない悩みなんてどうでもよくなってくるような効用がある不思議な空間だった。



きっと、天国で仲間を集めて素敵な「オカマバー」を開いてるんじゃないかな。天国なら初期投資もランニングコストも何も必要なくて、気持ちだけで経営していけそうじゃない?



遠い将来、私も天に召されたら、琴母さんのいとこさんの「お店」に行って見たいな・・・♪

なんと・・

とても引き付けられるお話でした。



これからの夢に満ちていたオカマちゃん、

無念だったでしょうね。



若くして突然死、親はどんなにやりきれないでしょう・・



でも、琴母さんのように胸のうちを話せる人が居て

よかったですね。

そうかぁ・・・

若くして突然亡くなるなんて、つらいですね・・・

逝く本人だって、やりたいことや心残りがいっぱいいっぱいあるだろうにね。



いわゆる「おかま」という人々は、女性男性関係なく人の気持ちをよく察することができる、優しい人々というイメージがあります。



そういう人があっけなくこの世を去ってしまうことは、神様がそういうひとを好んで選んで連れていっているような感じがします・・・

Re[1]:大好きだったオカマチャン(10/30)

琴吹つかささん

>話はまじめなのが伝わってくるのだけど、

>『オカマチャン、天国でもオカマなのかな?』

>こういうフレーズがつくと不謹慎にも笑・・・・。

いいんですよ、オカマチャンはこういう流れが大好きだったんです、なんともユーモアのある人だったからね。



魂には男女の差はないと聞きますね。

だから男女の差にこだわるのはあくまでも現世だけだと。

オカマチャンはそういう意味では“女性”にこだわったんですね。

だから天国ではどうしているのかなぁと。

向こうでも

「あら、きたのォ?」

なんて言いながら、髭でも剃っているのかなぁ(^o^)

Re:私はスピリチュアルな世界には(10/30)

エドガーさん

初期費用もランニングコストも本当、必要ないですよね。

神様のつけが凄かったりして。



エドガーさん、いつの日か天に召されましたら是非、オカマチャンのオカマバーを探して訪ねてやってください。

もしかしたら私が先に逝っているかもしれないですもんね、そのときには私も一緒にお待ちしております。

Re:大好きだったオカマチャン(10/30)

若くして亡くなられた方の話なのに

なぜか温かさを感じてしまうのはなぜでしょう。

きっとオカマちゃんの温かな人柄が伝わってくるからなのかなぁ。

Re:なんと・・(10/30)

ばっきー♪さん

派手なバラとかの柄のシャツを着て、演歌なんかをうたったり…オカマチャンが笑いながら話していた冗談交じりの夢。

カバちゃんが流行っている今なら、オカマチャンのあの顔立ちだもん、きっともっと大ブレイクしていただろうなぁと、身内びいき。

Re:そうかぁ・・・(10/30)

まいっちんぐ1025さん

そう、きっと神様に選ばれたんだろうな。

なんだか淋しいんだけど、やっぱりあの性格の良さだもん、“美人薄命”なんだよね。



23歳でまさかあのタイミングで自分が死んでしまうなんて、オカマチャンだって信じられなかったよね…切なくて愛しいです。

Re[1]:大好きだったオカマチャン(10/30)

ひろみんカクレクマノミさん

>若くして亡くなられた方の話なのに

>なぜか温かさを感じてしまうのはなぜでしょう。

>きっとオカマちゃんの温かな人柄が伝わってくるからなのかなぁ。

そうなんです、彼(彼女)って、まさにそういう人柄でした。

私が今でも大好きなオカマチャン。

天国でもあのままだと嬉しいな。

Re:大好きだったオカマチャン(10/30)

私も悲しいお話なのに、なぜか心がほっこりしました(ご遺族をはじめ周囲の方には、大変失礼だと思いますが)。それはかの人のお人柄と、琴子の母さんとの結びつきのためでしょうか。



まだまだ偏見が多い現世では、ご苦労も多かったでしょう。それでも、本来であればこの世で苦労をモノともせずに、頑張っていきたかったことと思います。



どのようにお言葉をかけてよいか分かりませんが…

天国では楽しく、自分らしく、あって下さい。

Re[1]:大好きだったオカマチャン(10/30)

るんさん

本当、現世は生き難かっただろうなぁ。

今ではかなり偏見が軽減してきたとはいえ、差別は差別として、しっかりと残っていますもんね。



天使の微笑みのようなオカマチャンの笑顔、今でも忘れられません。
プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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