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2006-01-22

三人の天使ママ

琴子の墓地の近くに、旦那の親戚筋の知人宅があり、そこのご主人が私達の実家のお墓を掃除してくれていると聞き、琴子が世話になっていることもあり、挨拶を兼ねて寄ることにしたことがある。
あれは確か、琴子の亡くなった年の秋だから、2003年11月のこと。
まず、琴子の墓前へと行くと、少し前に供えられただろう、菊の花が枯れていた。
「キヨシおじさんだな」
と旦那が言う。
キヨシおじさんとは、親戚筋の知人宅のご主人のことで、菊の栽培で生計を立てていることもあり、よく菊の花を供えてくださっているとのことだった。
嬉しい気持ちを抱えて、キヨシおじさんの家を訪問した。
すると、キヨシおじさんはその2週間程前に突然死で亡くなっていた。
琴子に菊をくれてから、すぐのことだったそうだ。
驚いた。
キヨシおじさんに会えるとおもって行ったら、まだ四十九日の法要前で、遺骨があり、それも法要が数日後ということで、もう少し後に墓参りに行っていたら、なんていうのだろう、もう既に肉体のあるキヨシおじさんには会えないのは同じなのだけど、遺骨にすら会えなくなるところだったのだ、遺骨に会えただけでも嬉しかったのだ。
あまりにも突然のことで、四十九日を終えるまでは、報告を控えていたと言う。

今日はキヨシおじさんのご縁での出会いの話。
その日、キヨシおじさんの奥さんと、その奥さんの妹さんが家に居た。
琴子を亡くしたと聞いていたので、あちらから琴子の話をしてきてくれた。
そして、なんとキヨシおじさんと奥さんにも、生後1週間で亡くなった愛児ちゃんがいて、そして妹さんにも、妊娠後期に胎内死亡で逝った愛児ちゃんがいたのだ。
キヨシおじさんと琴子の計らいなのか、そこに天使ママが三人、居合わせることになったのだ。

三人ともで泣きながら会話したのを、今でも切なく思い出す。
それぞれに悲しみを持ち、そして、それぞれが似たような経験から相手を思い遣る気持ちも似ていて、凄く居心地の良い悲しみの空間だった。
なんていうのか、とにかく同じだった。
お子さんを亡くされた方に出会うと、悲しみが倍増して苦しくなることもあるけど、ふっと天使に包まれているような、優しい気持ちも感じることが出来る。
自分を誰かが支えてくれている、見守ってくれている…それが琴子であり、琴子が私に出会いを贈ってくれているって、私にはわかる。

今度、時間のあるときに、キヨシおじさんの愛児ちゃんと、妹さんの愛児ちゃんのお話もします。


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Re:三人の天使ママ(01/22)

天使ママさんとそうでない人とを区別するつもりはないのですが、私もやっぱり天使ママさんと話する方が、ほっとできるというのがあります。それが例え天使ちゃんの話題ではなく、芸能人の話等、他愛もないことでも、そうなんですよね。。。



琴子の母さんのお話、悲しい話のはずなのに、なぜかほっとしてしまいました。縁て不思議ですね。

キヨシおじさんも、今頃は天国で子供さんと再会してるのかな。。
プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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