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2006-02-23

子供を失った私達 夫婦の関係

私が感じるままに綴りますから、「うちは違ったよ」というご意見もあると承知していることを、先にお伝えしておきます。

琴子が死んでしまってから、一時は夫婦の関係は最悪になっていた。
今となっては、その日々も含めて、二人で乗り越えてきたと言えるのかもしれないけど、当時は子供も死んでしまった上に、旦那とも上手くいかなくて、離婚まで考えて、悔しくて悲しくてたまらなかった。

旦那の苛立ちや怒りの原因が“琴子がいないこと”というのはわかっていても、それがどういう経路や思考で私との衝突、果ては離婚までとなるのかは未だに不明。
だけど、私自身の気持ちなら、今でもよくわかる。

『琴子がいない』と言うと、心無い人によっては、
「元々いないんだから、あんまり引き摺る方向で考えるのはよしなよ」
と言うかもしれないけど、お腹の中にいたあの子を泣かなかったからといっていないものと考えられるわけがない。
だから、妊娠中には既に3人の暮らしが始まっていて、出産を終えたら、見るからに3人の暮らしが始まると信じていた。
それが、産んだら二人になってしまった。
見るからに二人のままになってしまった。

私は旦那といると辛いという気持ちよりも、二人でしかいられないことが寂しかった。
琴子がお腹の中で大きくなる前までは、何処に行くにも二人だし、何もかもが二人だったから、二人でいることに苦痛はなかったのだけど、琴子が生まれればもっと楽しくなると想像していた日々にいざなってみると、あるべきものがなくて、もう二人きりの生活には戻れないということを自覚するばかりの日々だった。
だから、夜になって、旦那と夕食を食べる時間を迎えるのが怖かった。
一人っきりでいることも辛かったけど、二人っきりも辛かった。
どうせ辛いのなら、一人になりたいと、私も離婚を何遍も考えた。
だからだろうかな、天使ママ&パパさんたちの中には、時々離婚される方達もいる。
私はそれも当然の結果のように思えてしまう。

子供を失い、『戻れない』ことへの苦しみは多くある。
時間も戻れないし、夫婦の気持ちも戻れない。
同じ“悲しい”でも、表現の仕方も違うし、受止め方も違うし。

あるとき、「皆には見えなくても、琴子は近くにいるんだから、三人家族なんだ」とおもえるようになった。
それからは、旦那といるのも苦しくなくなったけど、申し訳ないという気持ちは今でも残っている。
琴子を無事に産めなかったことを、私は心の中でいつまでも申し訳なくおもっている。

最近の私達を見て、当時をよく知る方から
『夫婦二人で力を合わせてがんばってきたね』
と言われることがある。
一応は「はい」と答えるけど、実際は違うのだとおもう。
夫婦二人で力を合わせたことよりも、夫婦それぞれ、全く違う感覚でいたからこそ苦しめ合ったりしていたことの方が多かったとおもう。
どっちも苦しいから衝突するし、攻撃もする。

私は旦那を同志のようにもおもっている。
地獄の日々を共に歩んだ同志。
琴子を想い続ける同志。
そう、私達は夫婦と言うより、同志という方がピッタリなのかもしれない。


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同感です

私も高宇を亡くした直後、離婚を考えました。

夫婦関係は悪化することもなく、高宇の一件からより強力な絆へと変わっていったのは実感しましたが、私はちゃんと産めなくて、ダンナさんをパパにしてあげれなくて(世間的に)今でも申し訳なく思っています。

お腹の子も31週を無事迎えましたが、常に不安です。

そして私がこの子ももし失ったら今度こそ離婚しよう…と思っていることはダンナさんは察しているのかいないのか…。



夫婦と言うより同士。

この言葉は本当にその通りだと思います。

私たちの結婚式にダンナさんの上司から「結婚は戦友を得る、と言うことです。夫婦とは戦友です。共に戦ってください。」と言われました。

色んな人からたくさんの言葉をもらいましたが、この言葉がいちばん心に残っています。



この先、もっともっと二人で戦って、同じ想いを抱き続ける同士、高宇のことは本当に辛く、悲しかったけど、一緒に受け止めて乗り越えられる人と出会えたことに感謝です。

私も

離婚、考えました。

子供を亡くしたという、同じ深い悲しみの中でも

悲しみの表現の違い、悲しむ時間の違い、

悲しみの癒し方の違い、があることに、

私は、気づくのに時間がかかりました。



夢人の話を出来る唯一の相手はパパなのに、

悲しい夢人の話は嫌がりました。



そして、あれだけ楽しみにしていた主人や

周りのみんなに、

今で元気に生んであげることができなかった事、

申し訳なく思っています。



メグさん、お元気で末か?

いよいよですね。

お体大切に過ごしてくださいね。

Re:子供を失った私達 夫婦の関係(02/23)

終わりのほうの文、「地獄の日々を共に歩んだ同士」という表現に

とても同意してしまいました。

いつだったかな。春歌を亡くして暫く後だったのか、

伊吹がダウン症と分かった時だったのか・・・

夫が半ば自嘲気味に「お前と一緒になってから、色んなことが起こって本当に楽しいよ」

と私に言ったことがあります。

私もつられて笑ってしまったけれど。

春歌や伊吹のことだけでなく、子供の死や障害のこと、

子供の教育のことで意見が食い違い、何回口論になったか分かりませんが、

それでも「同士」という絆に結ばれているから離婚には至らないのかも知れません。

「夫婦」という感覚だけだったら、とっくに離婚していたかも・・・



横レスですが、メグさん、ご主人の上司の方の言葉、身に沁みます。

マニュアル通りの祝辞よりも、ずっとずっと素晴らしいと思います。

Re:子供を失った私達 夫婦の関係(02/23)

(毎度、同じことばかり書いて申し訳ありません)グリーフケアのカウンセラーの方から伺ったのは

夫と妻では、悲しみの表現が全く違うということでした。もちろん祖父母でも違います。男女差といいますか、

男は早く悲しみから立ち直る姿を、妻に見せるのが正しいことだと思い(それで妻の悲しみを受け止めようとする)

しかし妻はそれを『冷酷な態度』と感じ、一緒に泣いてくれない夫に失望してしまう・・・そんな事が多々あるそうです。

ふだん、心が通じ合ってる夫婦でもそうなってしまう、それだけ子どもを失うということは、大きいことなんでしょうね。



メグさんへ

まだまだ寒いですが、お大事にしてください。

Re:同感です(02/23)

メグさん

メグさん、こんにちは。

久しぶりですね。



お腹の赤ちゃん、もうかなり大きい頃ですね。

本当、不安も大きくなるばかりですよね。

私はリンズを妊娠中、常に『結果を受け入れるしかない』と、自分に言い聞かせていました。

辛いっていう気持ちを理解できる人は、きっと周囲には少ないでしょうね。

今通っている産院ではどうですか?



またいつでもお話を聞かせてね。

そして、お産への日々、少しでも安らげますように…

Re:私も(02/23)

つーじいさん

>夢人の話を出来る唯一の相手はパパなのに、

>悲しい夢人の話は嫌がりました。

>---私も、旦那と二人っきりが窮屈で、苦しい時がありました。

だからといって、他に理解できる人も一緒に泣いてくれる人も、誰もいなくて、寂しくってね…



Re[1]:子供を失った私達 夫婦の関係(02/23)

果樹☆さん

>いつだったかな。春歌を亡くして暫く後だったのか、

>伊吹がダウン症と分かった時だったのか・・・

>夫が半ば自嘲気味に「お前と一緒になってから、色んなことが起こって本当に楽しいよ」

>と私に言ったことがあります。

---とても心の軽やかな、素敵な旦那様なんですね。

私も自分の人生を、今は琴子がくれた日々を楽しんでいます。

悲しい分、楽しく感じたいよね。

Re[1]:子供を失った私達 夫婦の関係(02/23)

るんさん

>ふだん、心が通じ合ってる夫婦でもそうなってしまう、それだけ子どもを失うということは、大きいことなんでしょうね。

>---本当ですね。

私達夫婦も、他人から見たら「一緒に乗り越えた」となるみたいだけど、実際は別々のことが多いです。

ある程度別々に悲しんで、怒って、そしてあらためて…といった感じだったかな。
プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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