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2006-07-18

当時の日記

裁判の資料をまとめるために、裁判を始めた頃に用意した箱の中の整理を始めた。
訴状や準備書面は記憶に新しい。
うちの場合は医療裁判とはいえ、1年もかからずに終ったから、資料や調書の量はとても少ないのだろう。
何年もかけている方も大勢いると聞く。
うちでも、最初に弁護士さんからは『2年はみておいて』と言われていた。
和解を拒んだとしても、そのまますぐに判決が下されていたのだろうから、いずれにしても、上告をしなければ、1年ほどで終ることになっていただろう。
短い裁判だったのだろうけど、弁護士さんとの書面でのやりとりも残っているし、私達夫婦にとっては琴子の大事な形見。

箱の中には日記が2冊入っていた。
1冊は『裁判日記』。
でも去年の8月31日の提訴の日までのもの。
ここからは、やりとりした書類などが日記のようになっている。
この日記は旦那の気持ちが細かく記入されていて、読み返していると、裁判前の気持ちも甦ってくる上に、当時の旦那の声にならないでも在った感情が重なる。

もう1冊は2003年の9月の初めの頃から10月の終わりまでに書かれていた日記。
ほぼ毎日書いていたので、1ヶ月ほどの日々でも1冊のノートが埋まっていた。
この日記を、数日前に新聞記者さんに伝えるべき内容の確認のために手にしていたのだけど、読み返す勇気が湧かず、一旦は閉じていた。
でも今日は読み返すことが出来た。
先日と今日の気持ちの違いはわからないけど、今日は出来た。

どの日にも『琴子に会いたい』とある。
それは今でもあるから、不変の想いなのだけど、あの頃の私にはお腹の中の琴子、胎動が生々しく残っていたので、
『もう一度、お腹を蹴って欲しい』
と何度も書いている。
当時、私は訪ねてきてくれる友人達に、
「私の生活は不自由になるかもしれないけど、一生、お腹の中が大きいままでもよかったのに」
と言っていたことも思い出した。

あの頃の私には何もなく、毎日、一日中、インターネットで天使ママ同士で交流したり、『本当に必要な母子手帳』というサイトを作って考えたり、悲しいお産に関する書籍を読み漁ったりしていた。
もう一つしていたのが、折り紙の裏に琴子宛ての手紙を書き、それで鶴を折っていた。
一日に何通も書いたりしていたので、もの凄い量の鶴になったことも思い出す。

裁判が終っても、未だに終らない私もいる。
当時の日記の中でも、琴子が寂しくないかを心配している私がいる。
琴子、私はここに居るよ。
お母さんはここに居るよ。


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Re:当時の日記(07/18)

うちの場合は子宮内で天使になってしまっていたので、人工的に陣痛を起こしたのですが、その前日、病室のテレビで野球中継を見ながら、つい

「あ、いま動いた」

なんてことを言ってしまってました。

お腹からいなくなってからも、長いこと「あれ、今動いた?」と口にして、その後で改めてもういないことを思い出す、という日が続きました。



思い返すと、子供がお腹に居た日々、あんな幸せな時はなかった。心の傷(この言葉は嫌いだけど)のため、子供を持つことがずっと怖かったのに、そんなことをすっかり忘れ、母である幸福を味わっていた。短かい間だったけど、そんな幸福感を教えてくれたこと、そして素敵な天使ママさん達とめぐり合わせてくれたことが、子供からの大きなプレゼントだと思ってます。それだけで、彼が確かに生きていたんだと言えます。

なんだか何を言いたいのか分からず、支離滅裂になってしまいました。いつもすみません。

Re[1]:当時の日記(07/18)

るんさん

るんさんのお子さんは、天国では琴子の大事な大事なお友達です。

琴子にとっての大事なお友達は、私にとってはとっても大事な方なのです。

その大事な琴子のお友達のお母さんであるるんさんは、やっぱり私にとっては大事な存在です。



今日まで一緒に歩んでくれたこと、とても感謝しています。
プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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