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2007-07-13

自然と無介助

やっぱりひっかかります。
自然と謳うのならば、それが素晴らしくってたまらないのならば、最近横行していると云う
『無介助で産んじゃう!』
というもう一つの自宅出産だって、否定出来なくなるのではないでしょうか。

前に取材にきたとある新聞社の方が
『自宅出産を請け負う助産師の方は、自宅で産むことを否定しても無介助で産んでしまう人がいるから、仕方がなく』
というような擁護的な発言をしていたけど、これはあくまでもこの新聞社の方が直接対話した助産師の発言だから、全ての助産師がそうおもっているとは当然おもっちゃいないけど、聞いたときから矛盾を感じていたんです。
昔のお産を求めるのならば、やっぱり自宅で助産師も呼ばずにですよね。
って、昔ってどこまでのことを指しているんだろうか。
私が助産院を選択したときの頃にかえろうと記憶を辿っても、私自身がかなり無知にそうおもっていたことを思い知らされるばかりで、ただ漠然と“昔はね”と。

言葉が過ぎるかもしれないけど、さんざん自然を謳歌しようと誘っておいて、助産師の立ち会わない自宅は危険って、それもおかしくないか?


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自然分娩とは何か

教科書にもきちんとは書いてありません。

私は、膣を通って生まれてきたのは全部「自然分娩」じゃないか、と思っています。

「帝王切開」は手術だから別に考える(お母さんの体への影響なんかも違う)として、それ以外、という意味です。

自然だからいいとか悪いとかじゃなくて、赤ちゃんがどこを通ってきたかということですね。

吸引分娩とかかんし分娩とかは、自然分娩の一種ってことで。

だって、人前で「けいちつ分娩」って言いにくいでしょ。



ノーテンキすぎる考え方でしょうかね。

Re:自然分娩とは何か(07/13)

吸引分娩とか鉗子分娩は自然分娩ではないと思います。文明の利器を活用し、娩出の介助をするのだから。「普通」と「自然」の区別ってつけにくいと思うのですが、やはり違うのかなあと思います。良いとか悪いとかは別にして。

「昔」…本当にいつのことを指すのでしょうかね?赤ちゃんやお母さんが亡くなることが「よくある」のが「普通」で「自然」だとしたら、そんな前の昔には戻りたくないです。「出来るならなるべく自然」に、異常が起こりそうなら「不自然でも医学の力を借りる」。都合がいいのでしょうか。

自宅出産で助産師がいる意味は起こりそうな異常を早く見つけられるか否かではなかろうかと思います。それが出来ないのであればいる意味はないと思います。病院でも同じだとは思いますが、正常からの逸脱を早期発見することが必要だと。



私の思う昔

平安時代ですかね~。

源氏物語などに出産の話が出てくるので、「昔」を聞くとその辺を意識してしまいます。



「お産の時間です」という本にちょっと出てきたのですが、それほど技術が発達していなかった頃には、母体を救うために赤ちゃんの頭を潰して引っ張り出したり恥骨を切って出した。というような行がありました。それを読むと

「昔は良かった」

と大合唱している方々に、そこまで先祖がえりしてもいいの?

と聞きたくなります。



あ、あと、過剰なまでに医療を拒否・蔑視している方々が自宅や助産院でお産をするのは勝手だけど、異常があるからと言って、医療の手を借りようとするのは止めて欲しいです。自分でリスクにさらされる選択をしておきながら、いざ事が起きると

「助けてください、医療様。でも、私の言うことは聞いてね。」

では、自分の判断で医療機関を選定して罹っている妊産婦に失礼というものだと思います。

Re:自然と無介助(07/13)

『昔は良かった』-この言葉が大嫌いです。私自身もつい使ってしまいがちですが(苦笑)

例えば「少年犯罪が増えている」というマスコミが大好きな前提も、ほんの少し犯罪白書等の資料を調べれば大きな誤りであることが分かるはずです。また栄養状態についても、昔(少なくとも戦前まで)の日本は現在の『健康的な和食』とはかけ離れた食生活だったそうです。

ですから平均寿命も低かったんですね。しかしやたらと『昔は良かった』『自然は素晴らしい』という人達は、そんな当たり前のことすら調べようとしない人が多いです。詳細なデータよりも、都合のいい『きれいな言葉』だけしか聞いてくれません。もちろん全ての人ではないですけど。



文明生活の恩恵をたっぷり受け、食べ物の選別をする等の贅沢をしながら

「科学はダメ、医学は信用できない、昔は素晴らしい」というのは、ダブルスタンダードだと思います。



人間が暮らしていくためには、自然環境を大切にするのは大切です。ですが人間のことなど全く眼中にない大自然と同じくらいに、人間が生きていくために頑張っておられる医師達への感謝も、取り戻さなければならないのではないでしょうか。

Re:自然と無介助

私は帝王切開で出産しましたが、私や息子にトラブルがあると分かって、帝王切開を選択したことは至極自然なことでした

リスクが大きいのを知っていながら「自然分娩」に拘ることの方が、不自然なことのように思います

まぁ一般的には経膣分娩=自然分娩というふうに捉えられているのでしょうが、膣を通ってない=異常、と思われてしまうのはちょっと悲しいかな。

本当に幸せにしているのか?

 管理人さんの昔のお産を求めるなら、やっぱり自宅で助産師も呼ばずにですよね、というご発言は目からうろこでした。

 確かにそうですよね。どうして助産師が関与するのはよくて医師はだめなんだろう。野生の動物の出産には立会いはないし、助産師が立ち会うこと自体既に自然とはいえない気がします。



 助産院の分娩をえらばれた方のご意見をお聞きしてもどうしてもなるほど、と思えません。それはたまたま、8~9割のラッキーな人だっただけではないのかと思ってしまいます。もし事故にあっても納得できるのだろうかと。病院だって事故もあるし、お産はどこでも命がけだからと言うのも重症度や頻度を無視していておかしいと思います。危険性とその頻度について冷静に直視されていないように感じます。



 本当に母体死亡率も新生児死亡率も自然に戻ってしまってよいのでしょうか。



 一つ前の記事のコメントのemikomさんのように自然と言う言葉に社会がとらわれて、帝王切開をしたことや母乳が足らないことで自分を責めてしまう風潮はおかしいと思います。



 助産院の自然第一の論理は本当に女性に優しくて、女性を幸せにしているのでしょうか。疑問です。

Re:本当に幸せにしているのか?(07/13)

出産経験のある医師さん

>危険性とその頻度について冷静に直視されていないように感じます。



> 本当に母体死亡率も新生児死亡率も自然に戻ってしまってよいのでしょうか。

助産院の自然第一の論理は本当に女性に優しくて、女性を幸せにしているのでしょうか。疑問です。



心底そういうトンデモに心酔してしまうと、結果が悪くても現代医学を責めはしても、トンデモに対しては感謝の念を抱くのみのようです。

下記ご参照ください。

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070707

切ないですねえ

琴子の母さん、ずっとROMでしたが興味深く拝見しておりました。貴女の冷静な語り口には、現場の私などは身が引き締まる思いがします。



昔はよかったと言われると、せつないですね。

今、当院のNICUにいる子供達は、みんな神様のところへ帰るしかないわけですね。今日も面会に来てくれた母さん達は、母親になれないんですね。

外来でバイバイしてくれるあの子の笑顔も罪ですか? せつないですねぇ

Re:自然分娩とは何か(07/13)

suzanさん

こんにちは。



>教科書にもきちんとは書いてありません。

---自然分娩というのは教科書には出てくるんですよね?

でも、何が自然分娩なのかは明示されていないということですか…

きちんと決っているんだとおもっていました。



>「帝王切開」は手術だから別に考える(お母さんの体への影響なんかも違う)として、それ以外、という意味です。

>自然だからいいとか悪いとかじゃなくて、赤ちゃんがどこを通ってきたかということですね。

>吸引分娩とかかんし分娩とかは、自然分娩の一種ってことで。

>だって、人前で「けいちつ分娩」って言いにくいでしょ。



>ノーテンキすぎる考え方でしょうかね。

私は言いにくくはないけど、そういう方もいるのかもしれませんが、自然分娩に対して『異常分娩』というのは私はかなり嫌いです。

経膣分娩と分けなければいけないとしたならば、そのままずばり『帝王切開』で良いではないですか。

吸引分娩とかんし分娩も自然からは外れるんですね。

別に私は自然じゃなくて構わないけど(リンズは吸引分娩)、会陰切開は外れて自然裂傷なら自然分娩に入るとか?

でもそこまで厳しくされるのならば、自然裂傷でも縫ったら外さなくちゃですよね。

『自然分娩』って言葉そのものがおかしいですよね。

かなりおかしい言葉ですよね。

だから教科書でも表現できなかったのかもしれませんよね。

Re[1]:自然分娩とは何か(07/13)

にいにさん

こんにちは。



>自宅出産で助産師がいる意味は起こりそうな異常を早く見つけられるか否かではなかろうかと思います。それが出来ないのであればいる意味はないと思います。病院でも同じだとは思いますが、正常からの逸脱を早期発見することが必要だと。

実際はどうなんでしょうかね。

前に教えてくださったブログの中のお話にしても、助産師の見極める力の差だとおもえるような他の話もあったりしますので、どのくらいの母子の命が助かる手前で惜しくも落とされているのか、違う結果にされているのか、とっても疑問です。

Re:私の思う昔(07/13)

ひぃたんさん

こんにちは。



>平安時代ですかね~。

>源氏物語などに出産の話が出てくるので、「昔」を聞くとその辺を意識してしまいます。



---私なんて、脳みそがお子様なので、昔話の漫画のような情景を思い浮かべている程度だったような気がします。

それでも、ひぃたんさんが

>「助けてください、医療様。でも、私の言うことは聞いてね。」

>では、自分の判断で医療機関を選定して罹っている妊産婦に失礼というものだと思います。

仰るとおり、そうやって現代に期待していましたから、私は反省しても足りないことを恥じています。

Re[1]:自然と無介助(07/13)

るんさん

こんにちは。



>人間が暮らしていくためには、自然環境を大切にするのは大切です。ですが人間のことなど全く眼中にない大自然と同じくらいに、人間が生きていくために頑張っておられる医師達への感謝も、取り戻さなければならないのではないでしょうか。

そうですね、大自然も小自然も、自然は人間を眼中にはおいていないですね。

人間が必死になって“自然”と“昔”を追っている。

未来は見えないから都合よく使い分けられないけど、昔は見えるから、都合よく使い分けられる。

琴子が教えてくれることは大きくて沢山です。

琴子には先に学ぶことが出来なかったことを詫びることしか出来ません…

Re[1]:自然と無介助(07/13)

まいっちんぐさん

こんにちは。



>まぁ一般的には経膣分娩=自然分娩というふうに捉えられているのでしょうが、膣を通ってない=異常、と思われてしまうのはちょっと悲しいかな。



そうなんですよ、私も悲しくおもいます。

異常分娩って、なんじゃそりゃですよね。

でも、自然分娩っていうのもなんじゃそりゃですよね。

この言葉はいつから使われているのでしょうか…

Re:本当に幸せにしているのか?(07/13)

出産経験のある医師さん

こんにちは。



> 助産院の自然第一の論理は本当に女性に優しくて、女性を幸せにしているのでしょうか。疑問です。

どうでしょうか…

多分、本人達は『幸せにしている』とおもっていますよね。

でも、現実には不幸な結果になった人に対しては残酷なまでの対応をする助産院の話がありますから、そういう方たち(私も含まれますね)のことはあっさりと切り捨てて、都合の良い結果だけなんでしょうね。

ちょっと前の映画『不都合な真実』のタイトルが思い出されました。

女性を幸せにしたいのではなく、自分達が幸せになりたいだけなのではないでしょうか。

Re:切ないですねえ(07/13)

赤ちゃん医者さん

はじめまして。

いつもご覧くださっているとのこと、ありがとうございます。



>昔はよかったと言われると、せつないですね。

>今、当院のNICUにいる子供達は、みんな神様のところへ帰るしかないわけですね。今日も面会に来てくれた母さん達は、母親になれないんですね。

>外来でバイバイしてくれるあの子の笑顔も罪ですか? せつないですねぇ

そうなんです、仰るとおり、琴子は神様のところへ帰っていきましたから、昔にこだわったり、自然という言葉を間違って解釈していたりすると、そういう結果になってしまうんですよね、それこそが自然の流れだってことなんですよね…

神様が『大変な状態で生まれた子でも助けなさい、育てなさい』って言ってくれている言葉が聞こえない、聞こうとしない…私は申し訳ない気持ちが一杯あります。



これから助産院や自宅で産もうとおもう方や、実際にその予定である方には、もっとじっくりと考えて欲しいです。

何が大事なのか、産み方なのか、子供の命なのか。

プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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