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2009-01-27

産褥熱

先日の当ブログ『不潔な器具で新生児破傷風』にちまの母さんがご自身の自宅出産での実体験をお寄せくださいました。
貴重なご意見と感じましたので、あらためてブログの日記(記事)として紹介させて頂くことにします。
ちまの母さん、有難うございます。

2人目を自宅出産したものです。
 助産師からは、陣痛がきて時間があったら、お産のときに使う器具の入った金属製の容器に、水を入れて、ガスにかけて10分程度煮沸消毒するよう指示されました。容器には臍帯切断のためのはさみや会陰裂傷したときに使ったクリップ、せっし等が入っていました。
 身体を貫通するものや粘膜にふれるものは滅菌が必要なはずです。細菌は環境が悪くなると芽胞といって、熱や乾燥に強い構造を作るものがあります。破傷風菌も芽胞を作ります。煮沸消毒では効果がないようです。
 助産院や自宅だからといって、感染管理を怠ってはいけないはずです。
私の関わった助産師さんは「助産院は化学的なものは使わないで、なるべく自然のものでという方針」だと言っていました。それから、「自宅は妊婦が住んでいるところなので常在菌がいるから安全とか言ってました。だから、消毒類も一切持ってきてなかったです。助産行為するのに。私は産褥熱でひどい思いをしました。
 自然にこだわらないで、母子の安全を一番に考えて欲しいです。助産師さんがその責任をおっているのですから。

ちまの母さんの最初の投稿です。

それに対し、羊羹さんからレスがつきました。
産褥熱・・・死語のような病気だと思っていました。

驚きです。熱の原因が乳腺炎や尿路感染症などでなく本当に産褥熱だとすれば異常です。衛生面や産後の指導方法によほど問題があったのでは。

熱湯消毒も正しく行えば普通の自宅程度の雑菌には十分有効ですが疑問はなぜ消毒を助産師自身でせず ちまの母さん さんにさせたのか?ってこと。

本当に消毒液のひとつも持ってきていなかったのでしょうか?つまり赤ちゃんの臍の消毒もなし?恐ろしいですね・・・。
赤ちゃんは大丈夫だったのでしょうか?

またこのことの補償は何らかの形で助産師からしてもらえたのでしょうか?
あるいはそこの助産師の所属する助産師会に訴えましたか?

産褥熱って・・・戦前戦後じゃあるまいし。

もしよかったら教えてください。


上記に対し、ちまの母さんからのレス
私の場合は、特に希望したわけではなかったのですが、自宅のお風呂で水中出産してしまいました。
和痛のために入浴するよう言われて、お風呂に入っていたら陣痛が強くなりそのまま動けなくなってしまい、赤ちゃんの頭がでました。
 
 入浴前に助産師さんによる浴槽の洗浄・消毒もなく、さらに、助産師さんのすすめで事前に貸し出しされていたジェットバス(家庭用気泡浴装置)を出産中に使用していました。
産後は、39℃台の発熱、じっとしていても汗が出るくらいの腹痛で、そんな状態で通院するのも大変でした。
 その装置から水アカが出ていたので、後で聞いてみたのですが、その装置は何年間も妊婦間で洗浄・消毒をせず、使いまわしていたようです。
 産科で経緯を話したら、水中出産時の感染ではないかということでした。
赤ちゃんは幸い、肺炎を起こすことなく、無事でした。

 それから、なぜ、妊婦に煮沸消毒させたかということですが、簡単な作業だから任せてよいと思ったんですかね。
助産師さん自身でしっかりと管理するべきだと思います。

 それから、赤ちゃんの臍の消毒は、臍セットに入っていたアルコールを使っていました。
それ以外、消毒薬はもってきてなかったのですが、助産師さんが用意してくれた入浴剤に松の油が入っているから、そこに抗菌効果を期待していたみたいです。
出産時の入浴や、導尿のときに会陰を拭くのに使っていました。


更に羊羹さんから
汗が出るほどの腹痛に高熱・・・やはり産褥熱ですね。
恐ろしいです。
赤ちゃんに肺炎などがなくって本当に本当によかったです。

私は水中出産体験者ですが 専門のバースプールがベストだと思っています。
ご存知のように水中出産では血液などで水質が汚れるのが周知の事実ですし そんな中でのつかい回しのジェットバスから肉眼でも見える水垢が出ていたとは・・・!!
一般人から見ても不衛生ですよね。

ご丁寧に教えていただいてありがとうございました。

でも「助産院は自然なもので・・・!」って言うわりにその方は ジェットバス!?を頼みもしないのに持ち込んでいたんですね。
消毒していないジェットバス・・・あきらかに不自然です。


産褥熱については、こちらをご覧ください>gooヘルスケア産褥熱感染症

水中出産については様々な意見があるとおもいます。
痛みが和らぐと聞きますが、ダンジを出産したときの同室の方が水中出産にて分娩していて、
痛くないわけではなかったというような感想を述べられていたし、全く痛みがなくなるわけではないので、私の夫は菌の繁殖がし易い温度帯だとかと聞き、
「危険な気がする」
と言っていました。
しかし、ある助産師の方と話したときには、それ専用の組み立て式のがあって、それを使えば危険性は低いというように言われ、それがきっと、羊羹さんのいう『専門のバースプール』なんだとおもいました。
リンズを出産後、どのくらい経ってから親と一緒のお風呂に入れたら良いのかを病院の助産師さんに聞いたら、
「毎日湯を替えていても、システム上、どうしても風呂釜から雑菌が入り、大腸菌など避けられないので、せめて1ヶ月は赤ちゃんはお風呂に入れないで、ベビーバスで綺麗にしてあげて」
と言われました。
自宅出産だけじゃない、やはりとことん綺麗に出来ない"お風呂"では水中出産はするべきではないとおもいます。
だから、助産院でも、専用のバースプール以外、"風呂"での水中出産は危険だとおもうべきですね。
勿論、例え産院でも(産院にお風呂ってあるのかが疑問だけど…)。
ネットで検索しても、専用バースプールでの水中出産というような明記はなく、『お風呂で水中出産』というような解釈にしかならない表記ばかり。
実際には専用のバースプールを使っているというのであれば、誤解のないようにそう明記して欲しいし、これから分娩方法を選択する方には、『水中出産』を選択されるのであれば、設備については事前によく確認することが大事だといえますね。

私も自分でレスにて書きましたように、琴子を出産した助産所では、助産師の自宅でもありましたから、家族が使っている湯船に入るようにいわれ(薦められた時は、まさか残り湯だとはおもわず…)、入ってびっくり、垢が浮いていました。
陣痛の中でも不快で、垢に驚いたし、すぐに出ました。
私の場合は何事もなく済みましたが、ちまの母さんのお話を読み、最大の疑問、
一体、助産師教育はどうなっているのでしょうか。

gooヘルスケアを見ても、消毒法が発達したお陰とありますから、いかに消毒が大事かってことですよね。
これが病院での出産の末だったら、それこそ、大問題になっているのではないでしょうか。
ジェットバスの使い回しも、医療者としての問題はないのでしょうか。
そして、またもや残念な助産師会の対応…
ちまの母さんは助産師会に連絡をされているようですが、不誠実な対応が続いているようです。
他の方からも、助産師会に連絡したけど返事がないと聞いたり、また、私も分娩後の飲酒の件では返信用の封筒を入れたときだけ返事が来た…という、メールですら返事をくれない経験もあるし…
ちまの母さんは管轄の保健所に連絡をされた方が良いのかもしれませんね。
あと、新聞社の記者の方に
「新聞社に電話して、こういうときはどうしたら良いのかと聞くのも有効的」
だと教えられたことがあります。

ちまの母さんのお話を無駄にしないためにも、消毒法などで『昔はね~』『自然に…』と言われたら、それ以上に大事なものがあるということをきちんと伝えて欲しいです。
昔をどんなに大事にしても、産後に高熱で自分が動けなくなれば、赤ちゃんの面倒もみれないし、もしも赤ちゃんにも危険な症状が出てしまった場合、高熱の自分でどこまでのことが出来るのか…『自分らしく』なんてそんなに大事なことじゃない、自分よりも子どもを大事にして欲しい。
そして、助産師の方には、自然や昔話なんかよりも、目の前にいる母子の安全、未来を大事にして欲しい。

助産師教育って、本当にどうなっているんでしょうか…
消毒の義務のようなもの、責務ってないのでしょうか…


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プロフィール

琴子の母

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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